2015/1/1
Japanese American National Museum (JANM) (全米日系博物館)は、Central Streetと1st Streetの角にあるリトル東京のシンボル的な施設です。「日系アメリカ人の歴史とアイデンティティを後世に伝えたい」という共通の思いを持った日系人の方々の尽力により、1985年にオープンしました。
現在、特別展示として、2015年4月26日までハロー・キティ誕生40周年記念展示が開催中です。キティ展示会場を見学するときの入場料は、大人$20、6-17歳の子供は$10、5歳以下の子供は無料となっています。
キティの展示場に入ると、まずキティの家族が紹介されています。それによると、キティのデビューは1974年で、イギリス、ロンドン生まれ。身長はりんご5個分、体重はりんご3個分。ハロー・キティのフルネームは、Kitty Whiteで、家族として、お父さんのGeorge、お母さんのMary、おじいさんのAnthony、おばあさんのMargaret、双子の妹の Mimmy がいます。
写真は、キティの雛人形、可愛いですね。
1階には、サンリオの新旧キティグッズがきれいに展示されています。一番初めに作られたアイテムは、1975年発売の小銭入れだったとのこと。それから販売されるようになったマスコット人形をはじめ、文房具、電話、シール、リュック、お菓子、バッグ、財布、小皿、湯のみなどです。また、変わったところでは、ちょうちん、自転車、剣道の防具などもありました。
2階は、キティをモチーフにした数々のアートが飾ってあります。数々の絵、巨大人形、ドレス、装飾品など、キティ好きの人は、見ているだけで楽しめます。
特に華やかだったのは、これ。ハロー・キティ35周年のイベントで、レディガガが着用した衣装だそうです。これを着たら動けそうもないですけど。
この特別展は予約制になっておりますので、janm.org/hellokitty または電話:213625-0414にて予約されることをお勧めします。 (月曜閉館)
常設の展示としては、Common Ground(一致点)という名前のギャラリーで、全米各地から集められた日系1世、2世の方たちの写真、パネル、思い出の品が展示されています。こちらのギャラリーには、訪れた方も多いでしょう。やはり、第二次世界大戦中、日系人の方たちが受けた差別、強制収容、そして、皆の努力で、アメリカ社会に大きな足跡を残していった歴史が生で感じられる展示は、圧巻です。
駆け足でギャラリーを回りましたが改めて、全米日系博物館が持つ意味を再認識できました。