2014/11/1
今回はリトル東京から徒歩数分の人気スポット、アーツ・ディストリクトのご紹介です。
この一角は古い工場や貨物列車用の建物、倉庫等が立ち並ぶエリア。そこに目をつけ住み着いたのがいわゆる若手アーティスト達です。1981年にアーティスト・イン・レジデンス(AIR)条約が成立し、この街はロサンゼルスでも人気の表現空間となりました。
有名なのはブティック、雑貨屋の入るビルに描かれたこの壁画でしょう。
この壁画を描いたのは、いまや世界中のストリートアーツショーで必ずといっていいほど登場し、世界で最もよく知られ、最も影響力があるといわれるほど有名なアーティストの一人です。彼が広く知られるところとなったのは、2008年の大統領選挙でオバマ氏のために製作した「Hope」のポスターです。
この写真を見ればお気づきの方も多いかもしれません。この選挙キャンペーンで彼が製作したポスターとステッカーは何万枚と配られ、大統領からは『サンキューレター』をもらったということです。
このほか、街はアート、アート、アート、とまさにアート一色。ありとあらゆる壁のみならず、足元にも絵が描かれています。倉庫スペースは次々改装され、アトリエ、ギャラリー、スタジオ、コーヒーショップ、ホットドッグ屋、レストラン、ブルワリー、雑貨屋、と注目の人気店も集まってきています。曜日によっては、夜のファーマーズマーケットも開催されています。また、この地で長年アーティスト、建築家を輩出してきた南カリフォルニア建築大学(The Southern California Institute of Architecture (SCI-Arc))も新しい校舎を建設中です。
ちなみに私は取材で訪れた日、友人とホットドッグ屋で変り種のソーセージ(ガラガラヘビとウサギに挑戦!)と地ビールなどを楽しみ、その後ファーマーズマーケットなど付近を散策しました。ちなみにこのお店、もちろん普通のソーセージもありますし、味はどれもおいしかったです。
スピリチュアル・ヒーリングもいいですが、たまには趣向を変えて、アーティストのほとばしるようなエネルギー、創作意欲を感じに、アーツ・ディストリクトへぜひ一度足を運んでみてください。