2024年 11月号  Issue No.433

 

サウスベイ地域部会

「第24回TACC(トーランス商工会議所) / JBAグランドミキサー」報告

去る10月1日(火)、トーランス商工会議所(Torrance Area Chamber of Commerce=TACC)とJBA会員企業のネットワーキングを目的とした、「第24回TACC / JBAグランドミキサー」を開催した。TACCとJBAがパートナーシップを提携してから25周年の節目となった今回は、George Chenトーランス市長や曽根健孝・在ロサンゼルス日本国総領事、さらにスペシャルゲストとしてロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平選手の出身地である岩手県奥州市の倉成淳(じゅん)市長が出席されるなど、華々しい会となった。

総勢100名を超えた参加者全員で記念撮影

総勢100名を超えた参加者全員で記念撮影。

トーランス市長が奥州市の倉成市長を紹介

当日、会場となったのはトーランスのMiyako Hybrid Hotel。JBAからは林隆人セクレタリーをはじめ、同イベントを企画・運営するサウスベイ地域部会のメンバーらが早めに会場入りし、準備に勤しんだ。そして受付開始時刻の午後4時半、JBA、TACCからそれぞれ50名の参加者(TACCからは当日に6名が追加で参加)が続々と来場すると、あっという間に会場の至る所で歓談の輪が広がっていった。5時半になると、TACCのプレジデント兼CEO、Donna DuperronさんのMCでプログラムがスタートした。

今回も前回に続き、「犬、猫以外のペットを飼っている」「2カ国語以上話せる」などの条件が書かれた「ネットワーク・ビンゴ」のカードを配布。参加者らはこのカードをきっかけにしながら、互いに積極的にコミュニケーションを図った。

今回も前回に続き、「犬、猫以外のペットを飼っている」「2カ国語以上話せる」などの条件が書かれた「ネットワーク・ビンゴ」のカードを配布。

参加者らはこのカードをきっかけにしながら、互いに積極的にコミュニケーションを図った。

TACCプレジデント兼CEOのDonna Duperronさん

TACCプレジデント兼CEOのDonna Duperronさん。当日は同氏をはじめ、TACCの皆さんがJBAの法被を着てくださった。

Donnaさんの紹介でまず壇上に上がったのは、TACCの委員長であるLarry Halvorsenさん。25年間にわたるJBAとTACCのパートナーシップの重要性について語った後、George Chenトーランス市長について「台湾から移民としてアメリカに渡った後、1960年代後半からサウスベイに住んでいる方で、現在は成人した2人のお子さんがいます」などと紹介し、同氏にマイクを渡した。

TACCの委員長Larry Halvorsenさん

TACCの委員長、Larry Halvorsenさんは、人材派遣会社Express Employment Professionalsのプレジデント。

登壇したGeorge Chen市長は、当日のトーランス市からの参加者に加えて、今年、同市と友好都市協定を結んだ岩手県奥州市の倉成淳市長ら来賓らを紹介。そして、「このジョイントミキサーが25周年を迎えるのは大きなことです。私がこのミキサーに参加してきた経験から言うと、こうした場には人々が集まって関係を築き、信頼を深めることができます。そして、ビジネスは信頼関係の中で発展していくものです。本日ここにいる皆さんにも、ぜひ互いに信頼関係を築いていただきたいと思います」と話した。

George Chenトーランス市長

「信頼関係こそが良いビジネスを生む」と熱弁した、George Chenトーランス市長。

曽根総領事、林セクレタリー、Donna Duperronさんがスピーチ

続いて、トーランス市からJBA、TACCそれぞれに長きにわたるパートナーシップを称える表彰状が授与された後、曽根総領事が登壇。日本の自動車メーカーの水素燃料技術開発においてサウスベイ、トーランス市が重要な拠点であることに触れた後、トーランス市は海外の都市と積極的に交流を図っているとし、「昨年、トーランス市と千葉県柏市が姉妹都市締結50周年を迎えました。そして今年はトーランス市と岩手県奥州市が友好都市協定を結び、本日、倉成市長が出席くださっています。倉成市長は以前、日本企業の米国法人社長としてトーランスに住んでおられました。そんな経験も生かして、トーランス市と奥州市における活発な人々の交流や文化交流、さらには両都市にとって良いビジネス機会を生んでくださると期待しています」と話した。

トーランス市から表彰状を受け取る林セクレタリー(中央)。Jon Kajiトーランス市議会議員(左端)も記念撮影に参加された

トーランス市から表彰状を受け取る林セクレタリー(中央)。Jon Kajiトーランス市議会議員(左端)も記念撮影に参加された。

トーランス市から表彰状を受け取る林セクレタリー(中央)。Jon Kajiトーランス市議会議員(左端)も記念撮影に参加された

「トーランス市は日本人コミュニティーにとって特別な場所」と語った、曽根総領事。

曽根総領事のスピーチの後、恒例の鏡開きが行われると、林セクレタリーが登壇。「TACCとJBAが25年にわたって親密な関係を続けてきたことは本当に素晴らしいことです。TACC、トーランス市、JBA、奥州市に加えて、大谷翔平選手、ドジャースのさらなる成功を祈りましょう。あ、エンゼルスも忘れないように(笑)」と話し、乾杯の音頭を取った。

続いてDonnaさんが「少しだけお時間をください」とマイクを持つと、「TACCとJBAがパートナーシップを結んでから25年の間、私は実に23回のイベントに参加してきました。JBAとのイベントで一番好きなのは、最後に日本の皆さんが私のことを”ドナ”ではなく”ドナさん”と呼んでくれるようになることなんです。本当に素晴らしい関係ですし、感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深そうに話した。そしてJBAへの感謝の意を表し、バスケットに入ったギフトを進呈いただいた。

鏡開きの後、乾杯の音頭を取った林セクレタリー。倉成市長(左から2番目)も参加し、会場は大いに盛り上がった

鏡開きの後、乾杯の音頭を取った林セクレタリー。倉成市長(左から2番目)も参加し、会場は大いに盛り上がった。

Donnaさんからギフトを受け取る林セクレタリー

Donnaさんからギフトを受け取る林セクレタリー。

最後に、当日ブースを出していたJBA企業2社からの一言、参加者全員による記念の集合写真撮影、ネットワーク・ビンゴの当選者発表などを経て、プログラムは全て終了。その後も多くの参加者らがしばらく会場に残って名残り惜しそうに懇談を続けるなど、会は成功裏に幕を閉じた。

「ネットワーク・ビンゴ」賞品の大きな箱を抱える当選者の方

「ネットワーク・ビンゴ」賞品の大きな箱を抱える当選者の方。

当日、JBA会員企業としてブースを出展していたGenies Orchestra(手前)とSMBC MANUBANKの皆さん

当日、JBA会員企業としてブースを出展していたGenies Orchestra(手前)とSMBC MANUBANKの皆さん。

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企画マーケティング部会
「第59回JBAソフトボール大会」報告

去る9月7日(土)と8日(日)、ハンティントンビーチのThe Huntington Central Park Sports Complexにて、「第59回 JBAソフトボール大会」を開催した。今年も計23チームが、ハイレベルなチーム同士がしのぎを削る「チャンピオンシップリーグ」と会員企業同士やチーム内の親睦を目的とした「フレンドリーリーグ」に分かれ、週末のソフトボールを存分に楽しんだ。

ヒートウェーブによる猛暑の週末ではあったが、気持ちの良い晴天の下、各チームがはつらつとプレーした

ヒートウェーブによる猛暑の週末ではあったが、気持ちの良い晴天の下、各チームがはつらつとプレーした。

女性や個人も気軽に参加できるルールを今大会も継続

今年で59回目を迎えた伝統のJBAソフトボール大会だが、今回もできるだけ多くのチームが参加できるよう、「JBA会員企業従業員の配偶者および19歳以上の子女」に加えて「非会員(出場は1試合同時に2名まで)」の参加をOKとした。また、「大会には出場したいが、企業単位でプレーヤーを集められない」という個人の参加希望も、昨年に引き続き受け付けた(個人参加プレーヤーは、受け入れを希望したチームに適宜アサイン)。

土日2日間にわたり、早朝から夕方まで大会の運営に携わった企画マーケティング部会・ソフトボール班の皆さん。チームKINTETSUでプレーした南浦JBA会長と一緒にパシャリ(左から2番目)

土日2日間にわたり、早朝から夕方まで大会の運営に携わった企画マーケティング部会・ソフトボール班の皆さん。

チームKINTETSUでプレーした南浦JBA会長(左から2番目)と一緒にパシャリ。

プレールールについては、「女性参加チームには自動的に得点を付与」(チャンピオンシップリーグ:女性プレーヤー1名以上が試合開始から終了まで守備、攻撃共に参加した場合、初回に3点を付与、フレンドリーリーグ:女性プレーヤーが試合開始から終了まで守備、攻撃共に参加した場合、女性プレーヤーが1名の場合は3点、2名の場合は4点、3名の場合は5点を初回に付与)のルールを適用し、前回同様、女性プレーヤーの積極的な参加を促した。また、女性プレーヤーはバント可、ストライクカウント優遇などのルールも継続した。さらに昨年に引き続き、全試合で柔らかく衝撃吸収性の高いボールを採用。これにより安全性が高まるほか、長打が減ることで一方的な試合が減ったり、内野の守備がしやすくなったりなどのメリットを享受できた。

今回は、Yamaha Motorから会場内移動用の電気自転車が貸し出されるというユニークな試みも。

今回は、Yamaha Motorから会場内移動用の電気自転車が貸し出されるというユニークな試みも。

「フレンドリーリーグ」を制したのは、Mitsubishi Cement!

さて、そんな今大会に参戦したのは、強豪チームがぶつかり合う「チャンピオンシップリーグ」に12チーム、気楽にソフトボールを楽しめる「フレンドリーリーグ」に11チームの計23チームだ。まず「フレンドリーリーグ」では、2日にわたって全11チームがリーグ戦で4試合ずつ戦い、その勝数を競い合った。そして見事優勝を勝ち取ったのは、昨年2位のMitsubishi Cement。MUFG Bankも同じく全勝と健闘したが、高い攻撃力を見せたMitsubishi Cementが得失点差の面で優位に立ち、念願の初優勝を飾った。

多くの女性プレーヤーが参加した「フレンドリーリーグ」。

多くの女性プレーヤーが参加した「フレンドリーリーグ」。

4試合で計69点という強力打線で、見事「フレンドリーリーグ」優勝を勝ち取ったMitsubishi Cement。

4試合で計69点という強力打線で、見事「フレンドリーリーグ」優勝を勝ち取ったMitsubishi Cement。

「チャンピオンシップリーグ」では、SEEKNETが初優勝!

JBA最強のチームを決める「チャンピオンシップリーグ」では、まず初日に12チームが4ブロックに分かれて2試合ずつ行い、成績の良かった8チームが2日目の決勝トーナメント「チャンピオンシップマッチ」に進出。また、敗退した4チームもトーナメント戦の「コンソレーションマッチ」に進み、その中での優勝を目指した。

まず、「コンソレーションマッチ」ではITOCHUが決勝でMSIG/J.Moreyを破り、優勝。そしてProLink Accounting、SEEKNET、Deloitte、Honda、NISSIN、Yamaha Motor、Tokio Marine、TOYOTA TSUSHOの8チームによる「チャンピオンシップマッチ」で4強に名乗りを上げたのは、SEEKNET(2022年6位)、Deloitte(22年、23年3位)、Yamaha Motor(22年2位、23年優勝)、Tokio Marine(19年、22年優勝)と、いずれも実績のある強豪チームだ。そんな中で決勝戦に進んだのは、Deloitteを9対3で退けたSEEKNETと、Tokio Marineとの試合で10対10の同点ながら「同点の場合、より多くのビッグイニングを作ったチームの勝利」という基準の下、3回に4点を取って判定勝利となったYamaha Motor。

そして、2年連続優勝を目論むYamaha Motorと初優勝を狙うSEEKNETの1戦は、決勝戦の名に恥じない名試合に。どちらも女性プレーヤーを擁し3対3で始まった試合は、まず1回裏、SEEKNETがいきなり4点を奪う展開に。さらに4回に2点、6回にも1点と加点するが、Yamaha Motorも3回2点、4回1点、5回2点、6回2点と着実に得点を重ね、7回(最終回)の時点で10対10と決着が付かず。延長線に突入するも、8回、9回は互いに堅い守備もあって無得点。そして迎えた10回表、まずはYamaha Motorが1点をもぎ取り、優勝への糸をたぐり寄せた…と思ったが、その裏にSEEKNETがしぶとく同点に追いつき、最後はサヨナラのタイムリーヒットが出て12対11で勝利!見事初優勝を果たした。

DeloitteとTokio Marineによる3位決定戦は、Deloitteが6対5の僅差で勝利。互いに譲らない好試合となった。

DeloitteとTokio Marineによる3位決定戦は、Deloitteが6対5の僅差で勝利。互いに譲らない好試合となった。

今大会、何度も接戦を制してきたYamaha Motor。決勝戦でもSEEKNETをあと一歩のところまで追い詰めた。

今大会、何度も接戦を制してきたYamaha Motor。決勝戦でもSEEKNETをあと一歩のところまで追い詰めた。

若い選手たちの勢いが目立ったSEEKNETは、決勝戦でも走攻守バランスの取れたプレーを見せてくれた。

若い選手たちの勢いが目立ったSEEKNETは、決勝戦でも走攻守バランスの取れたプレーを見せてくれた。

サヨナラ勝ちを決め、歓喜の輪を作るSEEKNETの選手たち。優勝おめでとうございます!

サヨナラ勝ちを決め、歓喜の輪を作るSEEKNETの選手たち。優勝おめでとうございます!

全試合が終わると表彰式となり、まずは今大会の企画・運営を行った企画マーケティング部会のソフトボール班班長・佐々木さんから、参加者へのねぎらいの言葉がかけられた。その後、田中企画マーケティング部会長から各賞が授与された後、大会は無事に終了した。今回も女性プレーヤー優遇ルールや安全性の高い柔らかいボールの使用など、参加の障壁を低くした「JBAソフトボール大会」。来年は第60回という節目の開催となることもあり、ぜひ、より多くの皆さんに参加をご検討いただければと思う。

優秀な成績を収めた上位チーム

チャンピオンシップリーグ優勝・SEEKNET

チャンピオンシップリーグ優勝・SEEKNET

チャンピオンシップリーグ準優勝・Yamaha Motor

チャンピオンシップリーグ準優勝・Yamaha Motor

チャンピオンシップリーグ3位・Deloitte

チャンピオンシップリーグ3位・Deloitte

チャンピオンシップリーグ4位・Tokio Marine

チャンピオンシップリーグ4位・Tokio Marine

フレンドリーリーグ優勝・Mitsubishi Cement

フレンドリーリーグ優勝・Mitsubishi Cement

※全試合の結果は コチラ より!

 

【協賛企業リスト(アルファベット順)】

  • Asahi Beer U.S.A., Inc.
  • Crystal Geyser Water Company
  • Kirin Brewery of America
  • METRO SIGNS, INC.
  • Morinaga Nutritional Foods, Inc.
  • Sapporo U.S.A., Inc.
  • The Oyatsu Company, Ltd.
  • Yamaha Motor Corporation, U.S.A.
  • Yamato Transport
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企画マーケティング部会

第254回JBAビジネスセミナー「労災事故から職場復帰までの戦略的会社プログラム設計」

【講師】 馬場広樹さん

【講師】馬場広樹さん

 

Vice President, Japanese Practice Leader, The J. Morey Company, Inc.

 

福岡県出身。2008年渡米、12年UCLA数学科卒業。その後約10年間、保険ブローカーとして日系企業の保険手配に従事。22年4月にJ. Morey Company, Inc.入社。現在は日系法人部門の責任者として、日本企業への保険を含むリスク管理全般のサービス提供を管理。損害保険の最高資格である認定損害保険士CPCU所持。『Insurance Business』誌の2024年度”Top Retail Insurance Brokers in the USA”に選ばれる。

去る9月25日(水)、企画マーケティング部会主催による、第254回JBAビジネスセミナー「労災事故から職場復帰までの戦略的会社プログラム設計」をオンラインで開催した。

労災事故が企業と怪我を負った従業員本人に与える影響

今回のビジネスセミナーの目的について、冒頭で馬場さんは「労災申請から職場復帰までの戦略的職場復帰プログラムの設計についてお話ししますが、具体的には、社員が仕事中に怪我をして、その後、職場復帰までの期間に会社としては何をすべきかということを理解していただきたいと思っています」と語った。


続いて、労災事故がいかにアメリカでは身近なものであるか、また労災事故の発生によって会社にどのような影響が出るかについて、次のように解説した。「アメリカ全土では、年間に怪我を負う人の数が、労働者100名につき2.7名。カリフォルニア州では労働者100人につき3.6名です。怪我をした人のうち、大体7割くらいの方がある程度の期間、仕事ができなくなります。このように労災事故が発生すると、会社と残りの従業員にどのような影響を与えることになるかというと、まず労働力や生産力が低下してしまいます。さらに、ケースにもよりますが、労災事故が起きたということで会社の評判にも影響が出ます。悪い形で噂で広がってしまうこともありますし、そういった事故が多いという印象を人々に与えてしまうと、会社にネガティブなイメージが付くことになります。また、その後、怪我をした社員への会社の対応が適切なものであったことを会社として迅速に広報することも必要で、そのあたりの業務も当然ながら増えます。そして、労災事故が発生すると労災保険を使うことになり、労災保険料にも影響が出ます」。

 

さらに怪我を負った従業員本人への影響についても触れた。「怪我のせいで本人への精神的なストレスが生じるのはもちろん。回復するまでの期間、『果たして、怪我が治るんだろうか』と精神的な不安が募り続け、そのストレスで働くことがさらに難しくなる可能性もあります。さらに休職期間中は同僚との接触が減り、1人で過ごすことが多くなります。そのせいで精神的な不安が増大することもあります。あとは後遺症も心配です。怪我の程度によって異なりますが、ある程度の後遺症が残れば、従来通りの仕事ができなくなる可能性もあり、これは非常に大きな影響となります」。

 

このように労災によって発生する企業や個人への影響は甚大だが、馬場さんは事前に職場復帰プログラムを導入することで、影響を少しでも抑えることが可能になると強調した。「例えば、労働力の減少や会社の評判に関しては、怪我をした社員にもできる範囲で業務を与えることによって、労働力の減少はある程度抑えることができますし、怪我をした社員に対しても仕事を用意できる会社という評判が立てば、会社のイメージもある程度は回復できるはずです。また、労災事故の発生でアドミン業務が増大することになりますが、これに関しても職場復帰プログラムを事前にマニュアル化しておけば、事故が起きた時に踏むべきステップが明確であり、効率的に業務に取り組むことができます。さらに怪我をした本人に後遺症が残る場合でも、怪我の具合に合わせて業務を調整するようにマニュアルに明記されていれば、本人も『継続的に働ける』ということが分かり、休職中のストレス軽減にも役立ちます」。

事故報告、必要な治療と修正業務の提供、そして職場復帰

続いて馬場さんは、職場復帰プログラムの実際の流れについての紹介に移り、「簡単に三つのステップに分けることができます。まず、一つ目は事故報告です。事故が発生した際に、然るべき部署にタイムリーに報告することが重要です。二つ目は、社員に対して、必要な治療と、怪我の状況に合わせた修正業務を提供することです。最後の三つ目は、職場復帰という段階です。この三つのステップに関係してくるのが、企業、医療機関、クレームアドミニストレーター(保険会社)です。この三者が従業員を中心に常に連携することが重要です。このトライアングルのどこかが途切れているという話をよく耳にします」と話した。連携が取れていない具体的な事例に関しては、「雇用者と保険会社の間では労災についていろいろとやりとりをしているけれど、医療機関からの情報がない場合もあります。例えば、現在、怪我をした従業員の治療がどこまで進んでいて、今の症状はどのようなものかといった最新状況を、企業と保険会社側が把握していないといった状態です。あと、個人のパーソナルな情報に触れたくないという企業もあり、労災事故保険会社に連絡したら、その後医療機関とも連携を取らないというケースが時折あります。医療機関や保険会社に任せているとおっしゃる企業もありますが、理想的には常にこの三者が連携する形で従業員をサポートしていただきたいですし、それが非常に大切なフレームワークとなります」と、従業員本人を中心に、企業、医療機関、保険会社の三者の密なコミュニケーションの重要性を訴えた。

職場復帰プログラムの三つのステップ

職場復帰プログラムの三つのステップ

続いて、ステップ1の「事故報告」について詳しく説明した馬場さん。「事故報告は、必ずも従業員本人から企業に対して行われるものではありません。本人が労災に該当する怪我だと認識していない時もあります。よって事故報告は当事者のみに任せるのではなく、会社全体として、従業員の安全に気を配る必要があります。事故の報告が会社側になされると、次は会社指定の医療機関にそのことを連絡します。どこで誰がどういう仕事をしていて、何が起こってどこを怪我したのかなど、できるだけ詳細に治療前に連絡してください。医療機関には従業員のジョブディスクリプションと職場復帰プログラムも共有しておくと、医師が従業員を診断する際に具体的なイメージや今後の計画が伝わり、役立ちます。こうして、企業側が医療機関に連絡したら、その次に保険会社に連絡します」。

ステップ2の「治療」の段階では、馬場さんは「企業としては、従業員の治療日程を把握しておき、アポイントメントがあればそのリマインダーを送るなどして治療が遅れることがないように配慮することが重要です」と付け加えた。従業員は医療機関からドクターズノートという診断結果のメモを受け取るが、その内容についても企業側でしっかり把握しておき、もし曖昧な内容が見られれば医療機関に企業から直接確認を入れることも必要になってくるということだ。「たとえば、『重い物を持ってはいけない』と書いてあったとします。それは5パウンドなのか、一体何パウンドの物を重いと定義しているのかと、医療機関に質問するべきです。そこを確認せずに、企業側の独断でこのくらいのことはもう可能だろうと、根拠のない修正業務を与えてしまうようなことは絶対に避けてください。勝手に決めてしまうと、それが後々問題となります」と、曖昧な点は必ずクリアにするように、勝手な推測で物事を進めないようにと警告した。さらに、修正業務を検討する際には、業務内容の設定だけでなく、終了時間や給与額、そして有効期間を設定することも重要であると強調し、自社での修正業務の提供が難しい場合は社外に修正業務を外注する選択肢についても説明した。

 

ステップ3の「職場復帰」では、理想は怪我が完治して従来の職務に戻れることだが、後遺症が残った場合には制限を設けた修正業務を用意することが選択肢の一つとなる。その場合は、保険社会に相談し、従業員に業務内容や給与などの待遇面を書面にまとめて渡すという流れになる。

 

最後に馬場さんは、「州によって労働法や雇用法が異なるため、従業員が所在している全ての州について、職場復帰プログラムを検討、作成しておく必要があります。さらに、職場復帰プログラムを導入する際には、会社のマネジメント側の深い理解と協力が求められます。それがないとプログラム自体の説得力が欠けてしまい、従業員にもその意義や重要性が伝わりません」と話し、今回のセミナーは終了した。

職場復帰プログラムでは、従業員を中心に雇用者、医療機関、保険会社の三者の連携が重要。

職場復帰プログラムでは、従業員を中心に雇用者、医療機関、保険会社の三者の連携が重要。

 

各部会からのお知らせ

 

ダウンタウン地域部会

「ハイキング・ゴミ拾いボランティア」に参加しての感想文

文:Hitachi Solutions America, Ltd.・島田佳余さんと、ご子息の善翔さん

◉島田佳余さんの感想文

これまでもJBAのボランティア活動に家族で参加させていただいており、今回は「東日本大震災時にLAから援助をいただいたことに対するお礼のゴミ拾い」という主旨に共感し、家族で参加いたしました。東日本大震災当時、私たち家族は東京におり、ベビーカーで寝ていた生後1歳5 カ月の息子と一緒に出かけるところでした。その直後、大きな揺れを経験し、家族や友人と非常に不安な日々を過ごしたことを思い出します。その息子も14歳となり、現在Irvine高校1年生。月日の流れを感じつつ、その間にJBAがお礼の活動を継続されていたと知りましたが、本当に素晴らしいことだと思います。 

 

今年のハイキングはパサデナのEaton Canyon Nature Centerを出発地とする計3時間のコースで、JBA会員とそのご家族40名ほどが参加。JBAが用意してくださった軽食やゴミ拾いアームを受け取り、平地から急にそびえるパサデナの山を右手に徐々に林を進み、沢沿いのハイキングルートを進んでいきます。途中、飛び石の上を歩きながら沢を渡り、大型犬を連れたご家族連れも軽快に進んでいきます。ゴミを探しながら歩く初めての経験で、見つけた時はちょっと誇らしい気持ちになります。アームを使ってゴミ拾いする私たちの姿を見かけ、「どうやったら参加できますか?」と質問される方もいらっしゃいました。会話を通じて、皆さまの人柄の素晴らしさに心が癒されます。

 

到着した先には見事な滝、Eaton Canyon Fallが流れていました。サンダルを持参したので、ちょっとした冒険心から滝つぼにも入ってみました。ひんやりと冷たく、澄んだ自然の水はとても心地よかったです。今回の地域活動は、ゴミ拾いをしながらも自然の中で過ごす楽しい時間となりました。JBAダウンタウン部会の皆様に、家族共々心より感謝申し上げたいと思います。

◉善翔さんの感想文

私は山に入ってすぐ、街中とは違う澄んだ空気や音から、この空間は自然に満ちていると肌で感じました。学校が始まり自然に触れる機会が少なかったのも相まって、今回の非日常的な体験は気付きのあるとても貴重なものでした。係の方に聞いたところ、今回ハイキングした山は、ほかの方々もボランティア活動をしているようで、ゴミ自体はあまり見当たりませんでした。ですが、ゴミを拾う立場になってみて、プラスチックなど自然に還らない製品に対する認識が改善されたと思います。それに、これらの献身的な活動をしている人たちを見れば、ほかの登山客がゴミを捨てることへの抑止力にもなっていると感じました。また機会がありましたら、ぜひ参加させていただきたいです。

協力してゴミを拾う息子と夫。

協力してゴミを拾う息子と夫。

ゴミ拾いの途中で、参加者の皆さんと記念撮影。

ゴミ拾いの途中で、参加者の皆さんと記念撮影。

Eaton Canyon Fallに到着した際の息子。充実感でいっぱいです。

Eaton Canyon Fallに到着した際の息子。充実感でいっぱいです。

Eaton Canyon Fallでも、参加者の皆さんと記念撮影。

Eaton Canyon Fallでも、参加者の皆さんと記念撮影。

サウスベイ地域部会

「ビーチ・クリーンアップ」に参加しての感想文

文:Hotta Liesenberg Saito LLP・バクスタッド美穂さん

去る9月21日(土)、Dockweiler State Beachで初めてのビーチクリーンアップイベントに参加してきました。この日は雲が多かったものの、ワクワクした気持ちで現地に向かいました。実は、息子の大学受験のためのボランティア活動を探していたことが参加のきっかけだったのですが、これほど楽しい体験になるとは思ってもみませんでした。

 

この日は「Heal the Bay」という素晴らしいイベントが行われていて、たくさんの非営利団体が集まっていました。私たちの参加したJBAからも約50人のボランティアが集まり、皆でワイワイと盛り上がりながら活動を始めました。ビーチに着くと、見た目はきれいに見えるものの、意外にもたくさんのごみが落ちていることに驚きました。特に印象的だったのは、ペットボトルのふたが50個近くも見つかったこと!歩きながら下を向いてゴミを拾っていると、砂の上を歩くのがこんなに大変だとは思いませんでしたが、皆で協力し合っている一体感が心地良かったです。自然のために貢献しているという気持ちが心を満たし、疲れを感じる暇もなく活動できました。

 

息子も非常に積極的に参加していて、彼が成長している姿を見るのが非常にうれしい瞬間でした。彼は楽しみながらゴミを拾い、自然を守る大切さを感じているようでした。家族での活動はただの清掃作業ではなく、素晴らしい思い出になりました。このビーチクリーンアップは、ただの清掃活動以上の意味を持ちました。私たちの行動が環境に与える影響を実感し、自然への感謝の気持ちを新たにしました。今後もこのような活動に参加し、環境保護に貢献していきたいと心から思っています。

 

ゴミをたくさん拾ってご満悦の、私と息子。

写真のキャプション:ゴミをたくさん拾ってご満悦の、私と息子。

オレンジカウンティ地域部会

「大リーグ観戦 パドレス vs メッツ戦」に参加しての感想文

文:Quick USA, Inc.・伊藤幸祐さん

私たち家族としては初めてのサンディエゴ、かつ初めてのメジャーリーグ観戦でした。今回参加を希望した理由は、サンディエゴ・パドレスの本拠地であるPetco Parkが全米No.1の集客数を誇る球場だったことと、子どもが楽しめるアトラクションが多数用意されていることでした。前評判通り、球場内にプレイグラウンドがあったりミニ球場があったりと、子どもも十分に楽しめる場所だったため、家族全員で楽しめてとても満足度の高いイベントでした。また企画の皆さまのおかげで、あの松井裕樹選手との写真撮影会ならびにサインボール、帽子のプレゼントもあり、初めてのサンディエゴを十分に楽しませていただきました。さらには私たちの座席付近がスクリーンに映されるなど、これも初めての経験で思い出に残る機会となりました。

 

また個人的に助かったのは、これも企画の皆さまの計らいで、手作りのサンディエゴ観光マップを頂けたことでした。前述の通り初めてのサンディエゴだったため、リサーチに苦戦していたこともあり、周辺の娯楽施設や各施設への移動時間などの情報は本当に助かりました。サンディエゴはイタリア料理が名物ということもあり、試合前においしいランチもいただけました。来年度も開催されれば、リピート間違いなしのイベントです。

松井選手との記念撮影その1。

松井選手との記念撮影その1。

松井選手との記念撮影その2。

松井選手との記念撮影その2。

松井選手との記念撮影その3。

松井選手との記念撮影その3。

「TANAKA FARMS パンプキン狩りツアー」に参加しての感想文

文:Mazda North American Operations・荒木秀さんのご息女、咲喜(さき)さん

去る9月15日(日)、私はパンプキンパッチに行けてとても楽しい時間を過ごせました。カリフォルニアはいつも天気が良いので、日本に比べて雨の心配は少ないですが、楽しみにしていたので当日は天気が良くてうれしかったです。まず、トラクターに乗って農園を1周した時に見た、パンプキンを球にした大砲を見て、パンプキンの飛んだ瞬間に聞こえた爆音や、とても遠いところに飛んだのを見てかっこいいと感じました。パンプキンを空気ポンプの要領で、手動で押して飛ばしているのを見て、Tanaka Farmsの広大な敷地をしみじみ感じて、迫力満点でした。

 

その次に行った野菜刈りでは、カブ、パセリ、ニンジン、そしてネギを取りました。カブを取ったときに感じたのは、葉に小さなトゲがありチクチクしたのと、思った以上に根が張っていて取りにくかったことです。私はこれまで野菜を根から収穫した経験がなかったので今回の野菜刈りはとても新鮮な経験になったし、アメリカではあまり店で見ることのないカブやネギも収穫できたので楽しかったです。収穫した野菜は、家でとてもおいしく頂きました。

 

そして、次に行ったパンプキンパッチでは、畑の中からパンプキンを選んだのですが、パンプキンを運ぶのが重くて大変でした。でもこれらのパンプキンを家の中や外に置いておくだけでも、アメリカでの行事の中で1、2番を争うハロウィーンを少しでも楽しむことができるので、今度ハロウィーンの飾り付けをする時はパンプキンに顔を書いて、自分の家でもアメリカらしいハロウィーンを楽しもうと思います。

 

最後に動物ふれあい広場に行きました。そこでは、羊の毛を刈るショーをやっていて、モコモコしている羊がいて、落ちている毛を触ってみると、綿のようなふわふわ感があり、だから羊の毛で作られた服を着ると暖かいのだとあらためて感じました。その後、山羊と羊の餌を買って、餌をあげることにしました。最初は彼らの歯や勢いを見てとても怖く感じてしまい食べ物をあげることができませんでしたが、慣れるととてもかわいかったです。今回は野菜刈りなどの普段ではなかなか経験できないようなことができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。また来年も参加したいです。

パンプキンを抱える私。

パンプキンを抱える私。

羊はとてもかわいかったです。

羊はとてもかわいかったです。

参加した皆さんと記念撮影!

参加した皆さんと記念撮影!

あさひ学園だより

文:あさひ学園事務局

借用校への表敬訪問

あさひ学園は地域の学校区と年間契約を結び、現地の公立中学校・高等学校をお借りして、毎週土曜日に授業を行っています。過去55年間、各学校区や借用校との良好な関係を保ち続けてきました。この借用校への表敬訪問は、学校区には借用料をお支払いしているのとは別に、理事会から各校への感謝の意を伝えるために毎年行っています。

 

特に、トーランス校として利用しているサウス高校は、1984年から借用を開始し、今年で40年目を迎えます。この節目にあたり、現地校の校長先生、教室を共有してくださっている先生方、そして毎週土曜日にあさひ学園をサポートしてくださっているカストディアンに感謝の気持ちをお伝えするため、昼食会を開催する予定です。現地校の先生方にあさひ学園の児童・生徒がどのように学習しているのかを昼食を取りながら映像を見せて共有し、理解いただくことで、より強固な信頼関係が築かれ、スムーズな借用契約の継続につながることを期待しています。

 

また、サンゲーブル校として利用しているサウス・エル・モンテ高校との関係も長く、今年で28年目になります。借用開始当初は新築の校舎が輝いていましたが、28年経った今、昨年に引き続き大規模な改修工事が行われています。この工事のため、サンゲーブル校の職員室と図書室は、8月から新しい教室へ移動となりました。

サウス高校を表敬訪問した神野・執行役員長。

サウス高校を表敬訪問した神野・執行役員長。

サウス・エル・モンテ高校での神野・執行役員長。

サウス・エル・モンテ高校での神野・執行役員長。

前期修業式・後期始業式

去る9月28日(土)、前期終業式と後期始業式が各校で行われました。児童・生徒たちは姿勢を正し、校歌を元気よく歌い、先生のお話にもしっかり耳を傾けていました。「4月に立てた目標は、どこまで達成できましたか?」と問いかけがあり、節目に自らしっかり振り返ってもらいました。そして、今後の目標に向かってさらに前進できるよう、励ましの言葉が送られました。

 

10月から始まる後期には、運動会や弁論大会など、子どもたちが楽しみにしている大きな行事がいくつか予定されています。日本や他州からの編入生を新たに迎え、あさひ学園の児童・生徒全員がまたそろって、実りある新学期を迎えることができるでしょう。 

トーランス校の前期終業式、後期始業式風景。

トーランス校の前期終業式、後期始業式風景。

オレンジ校の前期終業式、後期始業式風景。

オレンジ校の前期終業式、後期始業式風景。

 

新入会企業紹介

谷垣征一郎さん

世界的なトレンドになっている、脱炭素・ESG、特にカリフォルニア州では来たる2025年に気候関連開示の規制が導入されるため、JBAを通じて会員企業さまとの情報交換・サポートをさせていただきたく会員登録させていただきました。

 

谷垣征一郎さん

Asuene USA Inc.

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住所:2211 Michelson Dr Suite 900, Irvine, CA 92612

TEL:323-410-0661

Web:https://asuene.com/us

責任者:谷垣征一郎(US Country Manager)

従業員数:5~10名

他の営業拠点:シンガポール、タイ

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Asueneは「次世代によりよい世界を」をミッションに、CO2排出量見える化・削減クラウドサービス「アスエネ」、サプライチェーン調達のESG評価クラウドサービス「アスエネESG」、ネットゼロに向けた新たな産業を創出するカーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」などのサービスを展開するクライメイトテック企業だ。脱炭素・ESGのワンストップソリューション提供により、企業のサステナブル経営を支援している。

酒井紀幸さん

カリフォルニア州立大学を卒業し、米国企業で約20年間の勤務を経て今日に至ります。日系コミュニティーへの恩返しは責務であると感じており、今後の日系コミュニティー繁栄のためにもJBAに貢献したいとの考えで入会を決意しました。長年の米国会計事務所での経験を生かし、会員企業の成功を支援することでJBAの使命に貢献できると確信しています。

 

酒井紀幸さん

Majordomo Komon

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住所:4900 Overland Ave., Suite 323, Culver City, CA  90230

TEL:310-954-9690

Web:https://majordomokomon.com/

責任者:酒井紀幸(CEO)

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12年以上の米国会計事務所での豊富な経験を基盤に設立されたMajordomo Komonは、米国進出を目指す、あるいは既に進出している日系企業に特化したコンサルティングサービスを提供している。主要サービスとしては、米国会計委託業務、財務分析・CFO業務代行、業務フロー作成・最適化、内部統制の構築・改善、米国進出総合サポート、そして米国法令順守支援などがあり、これらのサービスを通じてクライアントの米国ビジネスの成功を全面的にバックアップすることを使命としている。米国の文化やビジネス慣習に精通しており、日本本社と米国現地法人の間で円滑なコミュニケーションを促進することも同社の強み。今後は幅広いネットワークを生かし、クライアントが直面するあらゆる課題に対して包括的なソリューションを提供するワンストップショップを目指すと共に、専門知識と経験を結集し、日系企業の米国での持続的な成長と成功に貢献していく。

中島裕次郎さん

我々の初めての北米子会社設立に際し、既に南カリフォルニアで活躍されている日系企業の皆さまからいろいろと学ばせていただきたいと考え、JBAに入会登録をさせていただきました。

 

中島裕次郎さん

Nisshin OilliO America Inc.

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住所:17777 Center Court Dr., Suite 602 & 617, Cerritos, CA 90703

TEL:562-574-6481

Web:https://nisshin-oillio-america.com/

責任者:中島裕次郎(General Manager)

従業員数:4名

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Nisshin OilliO Americaは、1907年に創業した日清オイリオグループ株式会社の100%子会社であり、2023年11月に設立した新しい会社。「植物のチカラ」をモットーに、油脂を究め、植物資源の可能性を最大限に引き出すことで多様な価値を創造し、ソリューションを提供することで顧客の役に立てるよう活動をしている。北米では今までに同グループが培ってきた技術や経験を基に、主にレストランや食品メーカー向けの業務用油脂を中心とした事業展開を考えており、現在は北米市場で何が提供できるのかを模索している段階。目標は大きく、2030年までに北米市場における売上を500億円以上に伸ばすことを掲げている。

河合絢乃さん

雷対策は、南カリフォルニアでは馴染みのない事かと思いますが、皆様と情報交換をさせて頂くことで、事業展開のアイデア創出や事業協力等のきっかけとなればと思い、入会致しました。

 

河合絢乃さん

Sankosha U.S.A., Inc.

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住所:406 Amapola Ave., Suite 135, Torrance, CA 90501

TEL:310-320-1661

FAX:310-618-6869

Web:https://www.sankosha-usa.com/

責任者:河合絢乃(Headquarters Liaison & Corporate Secretary)

従業員数:2名

他の営業拠点:日本、タイ、ベトナム、韓国、マレーシア、中国、台湾、インドネシア

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サンコーシヤグループのアメリカ法人で、1987年にTorranceに設立されたSankosha U.S.A., Inc.。以来、サンコーシヤグループのコア事業である雷防護(雷から施設や機器を護る)ソリューションを軸にビジネスを展開してきた。現在は、Gas Discharge Tube(=GDT)という電子機器を雷サージ(異常な高電圧や電流)から護る電子部材の販売や雷を建造物から地面に流しやすくするための工事部材(接地抵抗低減材)の販売をメインに、主に北米・南米へ事業展開している。今後も、雷防護製品のラインナップを増やしながら、事業を拡大していく。

海老原聡さん

日系企業の皆さまとの交流、情報交換等を目的とし、入会致しました。

 

海老原聡さん

SPK USA HOLDINGS INC

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住所:18620 Crenshaw Blvd Torrance, CA 90504

TEL:310-515-4847

FAX:310-538-8173

Web:https://www.spk.co.jp/

責任者:海老原聡(President)

従業員数:3名

他の営業拠点:サンフランシスコ、ロサンゼルス、東海岸

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1917年の設立以来、一貫して自動車部品および産業車両部品の商社として事業を展開。2015年より米国へ再展開し、24年10月現在、Holdings傘下に4社の子会社を持つ。モビリティビジネスのグローバル商社として、北米市場を最重要市場の一つと捉え、さらなる事業拡大を図っている。

11月、12月のイベントカレンダー

11/22(金)

第256回ビジネスセミナー 

企画マーケティング部会

12/12(木)

ビジネスセミナー×ミキサー合同イベント

企画マーケティング部会

12/14土)

「アメリカン・バレエ・シアター The Nutcracker」鑑賞

オレンジカウンティ地域部会

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