2023年 9月号 Issue No.419
南カリフォルニア日系企業協会 会報(月刊)ジェービーエー・ニュース
JBA ウェブサイト www.jba.org も是非ご覧ください。
今年もJBAとカリフォルニア州北部の日系商工会議所である北加日本商工会議所(Japanese Chamber of Commerce of Northern California=JCCNC)の共同企画で、カリフォルニア州の州都サクラメントを訪問し、州政府の政治家や機関、商工会議所との意見交換会を行った。訪問先には上院議員5名、下院議員2名、Eleni Kousalakis副知事の参謀および カリフォルニア州経済促進知事室(GO-Biz)職員4名が含まれており、さらにカリフォルニア州商工会議所の総本山であるCal ChamberのPresident、VPとの昼食会も行った。多くの議題は気候変動、クリーンエネルギー、イノベーションなど、カリフォルニア州と日本の協力に焦点を当てたもので、訪問団は最終日には上院州議会議事堂でWiener議員に紹介され、表敬された。
最終日、上院州議会議事堂でWeiner上院議員に紹介される訪問団。
開催中の上院議会の議員たちとの記念撮影。
議会ビルの前で記念撮影。
今回の訪問日程
■6月14日(水)
- Toni Atkins上院議員(上院仮議長、継承第3位)、Steve Glazer上院議員、Scott Weiner上院議員との会談
- Lena Gonzalez上院議員との会談
- Al Muratsuchi下院議員との会談
- Evan Low下院議員との会談
- Ban Allen上院議員との会談
- Matthew Dumlao副知事参謀とカリフォルニア州経済促進知事室のメンバーとの会談
■6月15日(木)
- カリフォルニア州上院議会の訪問および表敬
- カリフォルニア州商工会議所(Cal Chamber)との昼食懇談会
参加者
JBA:
山本会長(Mitsubishi Corporation (Americas))、酒井商工副部会長(Premier Kaikei LLP)、小林商工部会員(All Nippon Airways Co., Ltd.)、篠原商工部会員(Takenaka Partners LLC)、安江JBA専務理事
JCCNC:
馬場会頭(Mitsubishi Corporation (Americas))、五味副会頭(NTT Research)、栗原ガバメントリレーションズ委員(Sumitomo Corporation of Americas)、佐藤ガバメントリレーションズ委員(Itochu International Inc.)、工田ガバメントリレーションズ委員(US Asia Venture Partners)、洞JCCNC事務局長
Toni Atkins上院議員(上院仮議長、知事継承第3位)、Steve Glazer上院議員、Scott Weiner上院議員との会談
左からToni Atkins上院議員 、山本JBA会長、馬場JCCNC会頭、Steve Glazer上院議員、Scott Wiener上院議員。
訪問最初の会談は、訪日経験のある3人のカリフォルニア州上院議員と行った。その中でもSenator Toni Atkins上院議員はカリフォルニア州上院議会のリーダー(Senate President Pro Tempore)。お互いに自己紹介を行った後、訪問団からはロサンゼルス港で進行中の水素燃料駆動機器導入の実例を共有した。また、カリフォルニア州が掲げるゼロエミッションゴールへ向けて、水素燃料機器や貯蔵施設に関する法整備を提案した。これらの法整備がカリフォルニア州議会で早期に承認されれば、現在日本で開発中の同機器や施設をカリフォルニア州の法律に適合させることができ、将来的な導入が円滑に進むことが期待される。
さらに訪問団は、これらの日本からの機器導入が実現すれば、日系企業からのさらなる現地への投資を促進し、関連産業の現地雇用を増加させる一助となると説明した。また、カリフォルニア州からの企業流出についても議論があり、Wiener議員は、「HPやテスラなどの加州有力企業が本社をテキサスに移転しても、カリフォルニア州内でのビジネスは着実に成長し、雇用が増加している。つまり、実際には騒がれているような企業流出の影響は限定的である」との見解を述べた。Atkins議員とGlazer議員も、「我々の任期は残り少ないが、日本とカリフォルニア州の良好な関係を維持するためには、JCCNCおよびJBAとの連携が重要であり、後継者にもその連携を引き継ぐよう努力していきたい」と述べ、会談を締めくくった
Lena Gonzalez上院議員との会談
Gonzalez上院議員(左から2人目)とは、日本企業の水素燃料機器などについて会話。
Gonzalez議員は、アメリカ最大級の港湾であるロングビーチ港を含む選挙区から選出された議員。2022年11月に来日し、神戸港とロングビーチ港のカーボンニュートラル港に関するMOUを視察している。
会談では、訪問団から日本とカリフォルニア州がグリーン輸送回廊の設立に調印したこと、そして日本企業の水素燃料機器や貯蔵施設のカリフォルニア州の港湾への提供の可能性について話した。また、カリフォルニア港湾の水素関連規制法案がまだ立案されていないことが問題であり、日本の港湾設備がカリフォルニア州の規制に適合、展開できるように、できるだけ早く水素規制の草案を作成することを検討するよう要望した。Gonzalez議員は、脱炭素化が難しい海運業などの産業において、カリフォルニア州が大きなインパクトを持つ水素の最初のユースケースや研究を推進すべきだという意欲を示した。また、ターミナルオペレーター(組合)が水素導入に対してどのような反応を示しているかにも興味を持っていた。さらに、データの統合と連携による州全体の輸送データのデジタル化プラットフォームの実現を目指す意欲も示した。
最後に、訪問団は日本のカリフォルニア州への海外直接投資による雇用創出と賃金向上の重要性にも言及し、両国の経済的協力を強調した。
Al Muratsuchi下院議員との会談
Al Muratsuchi議員(左から6人目)と訪問団で記念撮影。
Al Muratsuchi議員は、多くの日系企業が集まるトーランスを選挙区とするカリフォルニア州唯一の日系議員。JBAは同氏との緊密な関係を築いており、サクラメント訪問時には毎年面談を行っている。
同議員は、カリフォルニア州と日本との経済関係の重要性を深く理解しており、以前から東京にカリフォルニア州のオフィスを再開設したいという意欲を示している。今年3月には、州政府の日本貿易代表団の一員として訪日し、経団連内でカリフォルニア州デスクの開設に関する調印式に立ち会い、「事務所を求めていましたが、デスクだけでも確保できたことは素晴らしいスタートです」と語った。また、GDP世界第3位の国である日本と世界第5位のカリフォルニア州が、気候変動と闘い、クリーンエネルギーを推進するために連携することに期待したほか、高速鉄道分野での協力についても触れた。そして最後に、「日本はアメリカにとって最も重要な同盟国の一つであり、それはビジネスや投資、パートナーシップにおいても同様だと信じています。私はそのような国際的な投資を促進するサポートができると考えています」と締めくくった。
Evan Low下院議員との会談
日本との関係強化の重要性を強調した、Evan Low議員(左から6人目)。
Evan Low議員は、シリコンバレーの中心地であるクパチーノを選挙区に持ち、現在カリフォルニア州アジア系アメリカ人およびパシフィックアイランダー議員連盟の議長を務めている。また、現在、保留中の「AB639国際免許証法」の提案者でもある。面談は議会の進行中の事項により短時間で行われたが、同議員は、日本との関係強化の重要性を強調した。
Ben Allen上院議員との会談
名古屋に住んでいたこともあるという、Ben Allen上院議員(左から8人目)。
Ben Allen上院議員は、ロサンゼルスを選挙区に持つ上院議員。大学卒業後、短期間だが名古屋に住んだ経験があり、中日ドラゴンズのファンでもある。同議員との会議は時間が短く、深い議論は行うことができなかったが、今後の関係構築に努めていきたいと考えている。
Eleni Kounalakis副知事の参謀およびカリフォルニア州経済促進知事室(GO-Biz)との会談
GO-Bizとの会談では、日本のカリフォルニア州への投資面における貢献が称賛された。
Eleni Kounalakis副知事の参謀およびカリフォルニア州経済促進知事室のメンバーは、副知事および経済促進知事室長とともに、今年3月に行われた州政府の日本貿易代表団として日本を訪問した。その際、「カリフォルニア州と日本はお互いの提携を望み、地政学的な観点からもこの重要性を認識し、ビジョンを共有している」と述べた。
訪日中、港湾関係者との会議では、環境に配慮した海運を促進するための協定をロサンゼルス港と横浜港、東京港との間で結び、APECや国際会議におけるさらなる機会を模索する意欲を示した。
港湾に関連するトピックでは、前述の通り、ロサンゼルス港が横浜港と東京港とのMOUを締結し、グリーン輸送回廊や港湾管理のベストプラクティスを検討するとともに、物流コンテナの所在データの統一システムへの統合を検討し、日本とのシステム連動による港の混雑や渋滞の回避を目指すと話した。
さらに、日本発の医療、宇宙、AI、バーチャルリアリティーなど多岐にわたるスタートアップ支援や投資誘致について、「日本はグローバル市場への参入やカリフォルニア州への進出においてどの国よりも進んでおり、特にジェトロ(日本貿易振興機構)のような組織によるビジネスサポートは、日本企業が米国市場に新技術を導入するための大きな支援となっている」と賞賛した。州政府からの優遇制度に関しては、「利益を上げる企業には税制の優遇措置が存在するが、利益が見込まれないスタートアップへの支援は難しい」と述べた。
さらに、「カリフォルニア州には外資系企業を対象とした特別な優遇措置はないが、「カリフォルニア競争税額控除(California Competes Tax Credit)」という所得税控除があり、進出を検討する企業に対して適用される。そのほか、研究開発税額控除など、いくつかの分野に対するサポート策が存在する」と述べた。また、カリフォルニア州が高コストなことについて、知事および副知事もこれを理解しており、手頃な価格で住宅を提供するための取り組みを行っていることにも触れた。
最後に、GO-Biz(カリフォルニア州経済開発・商務局)は、「アメリカでの求人の30%がSTEM(科学、技術、工学、数学)の学位を必要としているのに対し、STEMの学位を有するアメリカ人口は11%に過ぎない。移民がビジネスに与える影響を連邦政府のパートナーに強調し続ける予定である」と述べた。
Cal Chamberとの会談
Cal Chamberでの記念撮影。
Cal Chamberとの会談では、ニューサム州知事の大統領選出馬の可能性に関連して、今年11月にサンフランシスコで行われるAPEC会議において広範な意見交換が行われた。
環境関連インフラ整備において日本の脱炭素技術を活用することに関しては、環境レビュープロセスの課題が障害になっているとの認識を示した。同時に、運輸インフラの電化に関しては、水素の利用が不可欠であるとの認識も述べた。
カリフォルニア州の政治課題および2024年の総選挙を見据えたイニシアティブに関して、ホームレス問題、住宅不足、薬物問題、メンタルヘルス、高い州税に見合う公共サービスの提供、「PAGA」(Private Attorney General Act – 従業員による雇用主への訴訟をサポートする法案)、「FAST Act」または「FAST Food Recovery Act」などを取り上げた。
最後に、サンフランシスコでのAPEC会議では、政治家の討論だけでなく、CEOセッションや市民セッションも企画されており、サンフランシスコ商工会議所も別途レセプションを計画しているなど、多くの関係者が関与しており、日系企業の参加も奨励されているという話も上がった。
最後に
今回の訪問では、例年にないほど多くの議員との面談が実現した。今後、JBA商工部会はこれらの議員との親交を一層深め、JBA会員皆さんの声が州政府にしっかりと届くよう、引き続き努力していく。
去る7月29日(土)、「第29回JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」を、Tustin Ranch Golf Clubにて開催した。コロナ禍以来3回目となる今回も多くの参加者が集まり、時に和気あいあいと、時に真剣に、思う存分腕を競い合った。
プレー開始前に、参加者全員で記念撮影。
総勢127名のプレーヤーが参加
JBAの教育文化活動の資金集めと会員同士の交流促進を目的に毎年開催している「JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」も、今回で29回目の開催となった。当日は6時半を過ぎると会場のTustin Ranch Golf Clubに総勢127名の参加者が次々に到着。受付では参加者らのチェックインと共に、「打ち直し券」や「手投げ券」などプレーを盛り上げるチケット、豪華賞品が当たるラッフルチケットの販売が行われた。もちろん、これらの売上も全てJBAの教育文化活動の資金となる。
7時30分になると開会式がスタート。昨年に引き続きゴルフ大会実行委員長を務めた教育文化部会の山本さんより、開会の挨拶、大会のルール説明がなされた。そして8時になると、山本 JBA会長の始球式を皮切りに、プレーヤーは数名のグループに分かれてショットガンスタートでプレー開始。難易度はやや高めながら攻めごたえがあり、しかも普段なかなかプレーする機会のない名門コースを、プレーヤーは思う存分楽しんだ。
ルール説明をする山本さん。
山本会長の始球式。ナイスショット!
バンカーショット、どこまで寄るか!
手入れの行き届いた美しい景色が広がる同ゴルフ場。
グリーン場ではどのプレーヤーも真剣そのもの。
プロ顔負けの腕自慢女性プレーヤーも。
成績発表やラッフルで盛り上がった、プレー後のレセプション
午後1時を回ったあたりから、ラウンドを終えたプレーヤーが続々とクラブハウスに戻ってきた。そして午後2時より、TJSラジオの手島里華さんによる司会でレセプションがスタート。まず山本JBA会長が登壇し、「コロナ禍が明けてきて一昨年、昨年、今年と、参加人数が少しずつ増えてきていまして、多くの方に参加いただいていることに、大変感謝をしております。後は皆さん、楽しく本日のイベントを終わりにしましょう」と開会の辞を述べた後、乾杯の音頭を取った。その後、昨年に続いてゲストとして参加いただいた2022年度二世ウィーク・コートの紹介がなされ、ランチおよび懇親の時間に突入。会場の各テーブルでは談笑の輪が広がった。また、二世ウィーク・コートの皆さんには各テーブルを回っていただき、ラッフルチケットの販売促進に協力いただいた。
開会の辞を述べる山本JBA会長。
豪華な料理と各種イベントで大いに沸いた、レセプション。
午後2時30分を回ると、今回初の試みとして、 大会Platinum Sponsorの6社に感謝の意を込めたプレート授与が行われた。続いて、今回の大会で集めた資金の使い道となるUSEJ(U.S. Educators to Japan=アメリカ人教師、教育関係者を日本に派遣するプログラム)、JEG(Japan Enrichment Grant=日本語や日本文化に関わる教育を行う学校や教師を支援するプログラム)の紹介ビデオを流した後、ラッフル抽選会に突入。当選者らにはJBA会員企業から提供いただいた、さまざまな豪華賞品が贈られた。
プレートを受け取ったPlatinum Sponsor6社の方々と日下部教育文化部会長(右)。
終盤、パッティングコンテストやドラコン、ニアピン賞、個人戦の結果発表に移ると、会場の盛り上がりは最高潮に。成績優秀者には惜しみない拍手が送られた。そしてラッフルの目玉賞品であるJapan Airlines(JAL)、All Nippon Airways(ANA)の航空券当選者発表が行われ、全てのイベントが終了した。
ネット3位となったNippon Life Insurance Company of AmericaのSakagamiさん(右)と、二世ウィーク・プリンセスのAmanda Hiraishiさん。
ネット2位はCrossBee Sports Agency Inc.のYahiroさん(左)。二世ウィーク・ プリンセスのFaith Nishimuraさんと。
見事ネット1位に輝いたRelo Redac, Inc.のKurodaさん(右から3人目)は、グロスでも82の好成績。二世ウィーク・コートの皆さん、Tustin Ranch Golf ClubのPeterさんと記念撮影!
JALの航空券当選者、Tokyu Land US Corporationの吉見さん(左)と藤井JALロサンゼルス支店長。
ANAの航空券当選者、Deloitte LLP和田さん(左)と小林全日空ロサンゼルス支店長。
会の終わりには、ゴルフ大会開催に尽力した実行委員メンバーが紹介された後、日下部教育文化部会長より閉会の挨拶が行われた。今流行りの「ChatGPT」を使って作成した「本日は皆さまの熱心なご参加と温かいご支援により、この素晴らしいイベントを成功させることができました。心から感謝申し上げます」という冒頭挨拶で会場の笑いを取った後、「今回はチケット、ラッフルの販売金額を合わせて、合計11万25ドルの寄付をいただきました。この金額は昨年より2万ドル以上多く、パンデミック前の水準に戻ってきています。このご寄付は来年の教育文化部会の活動で大切に使わせていただきます。本日は本当にありがとうございました」と話し、会を締めくくった。
終盤、パッティングコンテストやドラコン、ニアピン賞、個人戦の結果発表に移ると、会場の盛り上がりは最高潮に。成績優秀者には惜しみない拍手が送られた。そしてラッフルの目玉賞品であるJapan Airlines(JAL)、All Nippon Airways(ANA)の航空券当選者発表が行われ、全てのイベントが終了した。
ユーモアも交えつつ、当日の参加者らに大会参加および寄付への謝意を述べた日下部教育文化部会長。
当日、早朝から集まって大会の運営に携わった、教育文化部会ゴルフ大会実行委員のメンバー。
「第29回JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」成績発表
■個人戦 |
||
---|---|---|
順位 | 氏名 | 会社名 |
1 | SAYAKA KURODA | Relo Redac, Inc. |
2 | TAKAYUKI YAHIRO | CrossBee Sports Agency Inc. |
3 | HISASHI SAKAGAMI | Nippon Life Insurance Company of America |
4 | MASAYUKI AKANE | NHK Intex Corporation |
5 | IKUMI HANAI | Tokyu Land US Corporation |
10 |
YUTAKA MISUMI |
Yakult U.S.A. Inc. |
20 | KAIN MATSUMOTO | HASEKO NORTH AMERICA, Inc. |
30 | MASAHIRO UENO | Mitsubishi Cement Corporation |
50 | MASARU GOTO | MBK Real Estate Holdings Inc. |
70 | YASUSHI KANDA | Hitachi Solutions America, Ltd. |
100 | TED ROPER | Freeman, Freeman & Smiley, LLP |
Booby | TETSURO UEMURA | Sumitomo Corporation of Americas |
■ドラコン賞 |
||
氏名 | 会社名 | |
男子 | MASAYUKI AKANE |
NHK Intex Corporation |
女子 | KEI ISHIKAWA | Relo Redac, Inc. |
■ニアピン賞 |
||
氏名 | 会社名 | |
3番 | YOSHIO FUJIWARA |
CBRE, Inc. |
6番 | KEI ISHIKAWA | Relo Redac, Inc. |
17番 | TETSUYA ISHIDA |
Deloitte LLP |
■ベストグロス賞 |
||
氏名 | 会社名 | |
男子 | MASAYUKI AKANE |
NHK Intex Corporation |
女子 | SAYAKA KURODA | Relo Redac, Inc. |
「第29回JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」協力スポンサー (※アルファベット順)
■PLATINUM SPONSORS
Deloitte LLP
Ernst & Young LLP
KPMG LLP
Mitsubishi Corporation (Americas)
Mitsui & Co. (U.S.A.), Inc.
MUFG Bank, Ltd.
■GOLD SPONSORS
HASEKO NORTH AMERICA, Inc.
Mazda North American Operations
SB Telecom America Corp.
Sumitomo Corporation of Americas
Tokio Marine America
■SILVER SPONSORS
Bandai Namco Holdings USA Inc.
Professional Outsourcing Solutions, Inc.
Hotta Liesenberg Saito LLP
Mitsubishi Electric US, Inc.
■BRONZE SPONSORS
American Honda Motor Co., Inc.
Covington & Burling LLP
DAICEL AMERICA HOLDINGS, INC.
EOS Accountants LLP
Isuzu North America Corporation
Kintetsu Enterprises Company of America
Mizuho Bank, Ltd.
Nippon Express U.S.A., Inc.
Sumitomo Mitsui Banking Corporation
USJP Business Advisors LLC
■PLAYER SPONSORS
All Nippon Airways Co., Ltd.
ANA Trading Corp., U.S.A.
Asahi Beer U.S.A., Inc.
Brilliant of America, Inc.
Cambridge Technology Partners Inc.
CBRE, Inc.
Cosmo ITS, Inc.
CrossBee Sports Agency Inc.
Daizu, Inc.
Diamond Generating Corporation
Eco Drive Auto Sales & Leasing Inc.
Hitachi Solutions America, Ltd.
Hochiki America Corp.
Isuzu North America Corporation
Japan Airlines Co., Ltd.
Japan Business Systems Technology (dba. JBS USA Inc.)
Jupitor Corporation U.S.A.
KDDI America, Inc.
Kintetsu Enterprises Company of America
Kirin Brewery Company, Limited
Manufacturers Bank
Marubeni America Corporation
MBK Real Estate Holdings Inc.
Mitsubishi Cement Corporation
Mitsubishi Chemical Carbon Fiber and Composites, Inc.
Mitsui Sumitomo Marine Management (U.S.A.), Inc.
MST Insurance Solutions, Inc.
NGT Controls, Inc.
NHK Intex Corporation
NIPPON CARGO AIRLINES CO., LTD.
Nippon Express U.S.A., Inc.
Nippon Life Insurance Company of America
Nissin International Transport U.S.A., Inc.
Nomura Research Institute America, Inc.
OCS America Inc.
Odgers Berndtson
Pacific Guardian Life Insurance Company, Ltd.
Pasona N A, Inc.
Planna, Inc.
Quick USA, Inc.
Relo Redac, Inc.
Saul Ewing LLP
Seika Machinery, Inc.
ShinMaywa (California), Ltd.
Starts Pacific, Inc.
Sumitomo Mitsui Banking Corporation
Takenaka Partners LLC
Tokyu Land US Corporation
Yakult U.S.A. Inc.
■CASH DONOR
All Nippon Airways Co., Ltd.
Aratani Foundation
NGT Controls, Inc.
The J. Morey Company, Inc.
■PRIZE DONORS
All Nippon Airways Co., Ltd.
ANA Sales Americas
Asahi Beer U.S.A., Inc.
Bandai Namco Holdings USA Inc.
CLEVELAND GOLF / SRIXON USA
CrossBee Sports Agency Inc.
Eco Drive Auto Sales & Leasing Inc.
Hotta Liesenberg Saito LLP
Japan Airlines Co., Ltd.
JFC International Inc.
Kintetsu Enterprises Company of America
Kirin Brewery Company, Limited
KITAGAWA & EBERT BUSINESS LAWYERS
Lighthouse
Manufacturers Bank
Mazda North American Operations
MBK Real Estate Holdings Inc.
Mission for International Testing Achievement, LLC (MITA)
Mitsubishi Electric US, Inc.
Mizuho Bank, Ltd.
MST Insurance Solutions, Inc.
MUFG Bank, Ltd.
NHK Intex Corporation
Nippon Express U.S.A., Inc.
Nissin Foods (U.S.A.) Co., Inc.
Nissin International Transport U.S.A., Inc.
Pacific Guardian Life Insurance Company, Ltd.
PHR MANAGEMENT INC
Pioneer North America, Inc.
Relo Redac, Inc.
Sapporo U.S.A., Inc.
SB Telecom America Corp.
Starts Pacific, Inc.
Sumitomo Electric U.S.A. Inc
Sumitomo Mitsui Banking Corporation
Taisho Pharmaceutical California, Inc.
Tokyu Land US Corporation
Total Computing Solutions of America, Inc.
Tustin Ranch Golf Club
■SPECIAL THANKS TO…
Metro Signs, Inc.
2022 Nisei Week Court(First Princess:Audrey Nakaoka、Princess:Amanda Hiraishi、Princess:Lorie Meza、Princess:Faith Nishimura)
■MEDIA
Fujisankei Communications International, Inc.
Lighthouse
OCJAA Orange Network
U.S. FrontLine
Vivinavi
■Organizing Committee
Kazunori Yamamoto, Chair(Kintetsu Enterprises Company of America)
Yohei Maekawa(MUFG Bank, Ltd.)
Shota Miki(Tokio Marine America)
Kengo Yada(Ernst & Young LLP)
Yoshimasa Matsumoto(KPMG LLP)
Madoka Kasahara(Jiji Press America Ltd., L.A. Bureau)
Makoto Sakai(CBE Office Solutions, Inc.)
Kengo Hotta(Professional Outsourcing Solutions, Inc.)
Yohei Yamada(OYO Corporation)
Hiroko Ishii(KDDI America, Inc.)
Miyabi Shimada(Consulate General of Japan in Los Angeles)
Hitoshi Kusakabe(Office Sekkei America, Inc.)
Ryo Takehara(The Japan Foundation, Los Angeles)
Yusuke Sakuma(LOGISTEED Solutions America, Ltd.)
Takao Ui(STS Innovation, Inc.)
Jongsuk Yu(Deloitte LLP)
■Volunteers
Hiroki Baba(The J. Morey Company, Inc.)
Saya Kawai(Mission for International Testing Achievement, LLC (MITA))
Takayuki Asanuma(Yamato Transport U.S.A., Inc.)
Takeshi Hashimoto(Redac Advantage Insurance Services LLC )
去る7月14日(金)、トーランスのMiyako Hybrid Hotel Torranceにて、「2023年度U.S. Educators to Japan(USEJ)プログラム報告会」の報告会を開催した。当日は同プログラムで訪日した5人のうち4人が出席し、JBA関係者を前に、日本での経験をプレゼンテーションと質疑応答形式で報告した。
出席者全員で記念写真。
5人の現地校教育者を日本へ
「U.S. Educators to Japan(USEJ)プログラム」は、日系企業の駐在員の子女を受け入れているアメリカの現地校への謝意を表すとともに、現地校の教育関係者を日本に派遣し、日本の環境、学校、文化などを実際に経験してもらい、その結果を帰国後の現地校での教育に生かしてもらうことを目的としたプログラム。1975年から実施されてきた同プログラムだが、コロナ禍により2019年を最後に休止していた。しかし、4年ぶりに再開した今年、5人の教育関係者が日本での6月中旬からの13日間の滞在を終えて、7月初旬に無事に戻ってきた。
「多くの教師が経験すべき」など絶賛の声
日本での経験を発表するために最初に登壇したSierra Vista Middle Schoolの教師、Dione McCreaさんは、日本滞在中の最も記憶に残った訪問地に広島を挙げた。「アメリカ人の1人として、その場にいることに非常に罪悪感を覚えました。私たちが原爆を投下したわけではないけれど、あの時、広島で何が起こったか、全ての生徒や教師、全てのアメリカ人に知ってほしいと思いました」。また、日本人への印象を聞かれたDioneさんは「日本人には文化に対する敬意が感じられました。学校を訪問した際に見た『起立、礼、着席』のような礼儀正しさ、教師を敬う姿勢には特に感銘を受けました。生徒が教室の掃除をする慣習もまた素晴らしかったです。掃除といえば公衆トイレの清潔さに驚嘆しました。街で出会った人々も非常に親切で、道に迷った私たちを一生懸命道案内してくれました」。
広島の印象を語るDione McCreaさん。
次にプレゼンテーションを行ったSolis Park K-8 Schoolの教師、Katiana Harveyさんは、日本での気付きについて次のように語った。「私が働くアーバインの学校には世界中から子どもたちが転入してきます。彼らの英語力には限りがあるのに、学ぶべきことは山積みです。いわば、彼らはニューカマー(新参者)です。私はこれまでニューカマーだった経験がありません。しかし、今回の日本滞在で、静岡の農家にホームステイした時に転入生のような経験をしました。つまり、ホストファミリーはほとんど英語を話さず、私は日本語が話せない。互いにコミュニケーションを図るためにGoogle翻訳はもちろん、手振り身振りを多用しました。また、ホストファミリーのおばあさんは玄関の段差に腰を下ろして靴を脱ぐという動作を自ら私に教えてくれました。これこそ、自分が転入生の子どもたちに対する姿勢だと気付かされました。『USEJプログラム』は多くの教師が経験すべきです。私は同僚に、来年のプログラムに申し込むべきだと勧めています」。
静岡の農家でのホームステイ体験での収穫は大きかった」と振り返る、Katiana Harveyさん。
期待を超えていた「一生に一度の貴重な機会」
3人目のプレゼンターは、カトリックの私立校であるNotre Dame High Schoolの校長、Alice Cottiさん。Aliceさんは日本訪問の興奮を抑えられないように、日本の魅力について振り返った。「日本に行くまでの私の中の日本のイメージは、ロサンゼルスのダウンタウンにあるリトルトーキョーでした。ところが実際に行ってみた日本は、豊かな自然、歴史や伝統への敬意と、都会的な側面以外にもさまざまな魅力が幾重にも重なっている国でした。その魅力を象徴していたのは、緑の広大な敷地を誇り、神聖な雰囲気を湛えた皇居と、東京の高層建築が周囲に連立する景色でした。そして、ハイライトは京都の金閣寺でした。その荘厳な美しさには鳥肌が立ちました。日本の神社仏閣にお参りする時は水で手を清めますが、カトリックも教会に入る時に同じように水で清めます。私が慣れ親しんだ宗教との共通点を発見できたのもうれしい驚きでした」。
唯一の私立校からの参加者、Alice Cottiさん(左)とダウンタウン地域部会の阿岸さん。
そして、日本人の子女が多く在籍するRidgecrest Intermediate Schoolの校長、Jaime Mancillaさんは日本語で簡単な自己紹介をした後、日本の教師がアメリカの教師よりも。児童生徒のためにはるかに長い時間を費やしていることに驚いたと口にした。「日本の教師たちは授業だけでなく、放課後の部活動でも指導役を担っています。私たちは茶道部のお点前を体験したのですが、さっきまで数学を教えていた先生が休憩もなく今度はお茶を教えていました。また、給食も印象的でした。温かくバラエティー豊かなメニューで、これが本当にスクールランチなのか?と感動しました。さらに台風や地震時の訓練も体験しました。日本は安全な国なのでシューターズドリル(銃撃事件に対応する訓練)がないのはアメリカとの大きな違いですね。結論はどこの国でも子どもは子どもであり、どこの国の教師も彼らのためにできるだけのことをしたいと思っているということです。日本で見たことや学んだことをアメリカの学校現場で生かしていきます」。
「日本の教師が生徒のために使う時間の長さに驚いた」と話すJaime Mancillaさん。
また、報告会には出席できなかった5人目の参加者、Palos Verdes Peninsula High Schoolの校長、Brent Kuykendallさんはビデオメッセージを寄せた。「私を選んでくださり、本当にありがとうございました。日本での経験は一生に一度の貴重な機会となり、期待をはるかに上回るものでした。次回は妻と一緒に日本を訪ねます。そして、JBAの皆さんには『USEJプログラム』を今後も末長く続けてほしいと希望します」。プレゼンテーション後のランチタイムには、日本で撮影したビデオを鑑賞しながら、各テーブルでJBA関係者とUSEJ参加者との間で、日本の話に花が咲いた。今年の参加者のプレゼンテーションからは口々に、「教育現場に今回の経験を生かしていきたい」「同僚にも『USEJプログラム』に応募するように紹介している」「JBAには今後も同プログラムを継続してほしい」といった言葉が聞かれ、例年以上に熱い情熱が伝わってきた
プレゼンテーション終了後は、日本で撮影したビデオを見ながらのランチタイム。
去る7/28(金)、Lingo Mii Inc.の上田さんを講師に迎え、AI技術の進化の中から「ChatGPT」について解説するオンラインセミナーを開催した。
【講師】上田響さん
Lingo Mii Inc. CEO
京都大学大学院在学中に友人とIT企業を起業。同社をMBO後、ディープラーニングを利用した子どもの顔から発達障害を予想するプロジェクトを推進し、同プロジェクトを大阪市立大学に譲渡。2018年に渡米し、英語発音の上達を、音を見える化することで図るプロジェクトLingo Mii Inc.を起業し、現在に至る。
「ChatGPT」の破壊力
講師の上田さんは冒頭でまず、参加者に「ChatGPT」に関するアンケートを実施した。その結果、「使ったことがある」と回答した人は63%、「普段の業務に使っている」と回答した人は20%だった。
続いて、上田さんはセミナーのゴールを「『ChatGPT』が破壊的であることを知る、『ChatGPT』がどのように日常生活と業務で役立つかを知る、『ChatGPT』の問題とリスクを知る」の3つに定めていると紹介した。まず、「ChatGPT」の破壊力については、「なんでもできる人工知能という触れ込みですが、実際、『ChatGPT4』はアメリカの司法試験で上位10%程度の成績で合格できるという結果を出しています。いわば、核やパンデミックと並んで、人類にとっての脅威となる可能性を秘めているのです」と語った。
「ChatGPT」の基本的な仕組みを説明したスライド。
また、「その歴史は、2017年にGoogleからトランスフォーマーという深層学習モデルに関する論文が発表されたことに始まります。なんでもできる『ChatGPT』なるものが誕生するらしいという衝撃的な内容に加え、その論文自体が『ChatGPT』によって作成されていたということが最後に明かされ、世の中が騒然となりました」と、始まりについて触れ、その後、22年11月に「ChatGPT-3」が一般公開されたと流れを説明した。
さらに上田さんは、「『ChatGPT』の仕組みは、大量の学習サンプルで学習した後、強化学習を繰り返すもので、人間がAIに大量のデータを提供する必要があります。ですから、注意点は、利用規約や倫理規定を踏まえた上で、利用を開始するということです。規定がよく分からない場合は、利用を避けましょう。また、有料版と無料版とがあり、有料版は『ChatGPT-4』で、無料版の何千倍も優秀です。利用料は月額20ドルです」と続けた。
指示出しのコツ
「ChatGPT」の具体的な登録方法などを説明したスライド。
概要の説明が終わると、実際に「ChatGPT」の画面に上田さんが入力しながら、どのような結果が得られるかというデモを実施した。文書作成に関しては、「8月にロサンゼルスの近くの海で、日本人が集まってファミリーで楽しめる屋外のイベントをしたい。その募集のタイトルと、イベントの内容を考えて」という要望に対して、瞬時にタイトルとイベント内容が表示された(スクリーンショット参照)。さらに、日本の文化よりアメリカの文化を取り入れたいと追加で指示を出すと、その指示によって表示内容はすぐに変わります」。
次に、「9月に東京出張の旅行プランとベストのチケットを取りたい」とのリクエストに対しては、いくつかのエアラインのチケット料金が比較できるように表示され、クリックするだけで購入サイトに飛べた。上田さんいわく「非常に優秀な動きをしてくれます」というのにふさわしい結果が出た。
「英語が苦手な方には英語記事を日本語で要約してくれる機能が便利です。契約書も作成してくれます。さらには『遅刻をしてしまったので上司への言い訳を考えてください』と指示を出せば、そのようなことにも対応してくれます」。AIに指示を出す際の文章作成のコツについても次のように紹介された。「曖昧さを省く、役割を与える、サンプルを与える、ペルソナを与える、繰り返し質問する、『ChatGPT』に過不足を聞く、などです」。
幸福をサポートする役目
実際の事例については、サイバーエージェントが広告制作物のディレクターを「ChatGPT」の導入により40人から0人にした例や、ベネッセが英作文の添削、高校生の進路サポートで「ChatGPT」を利用している例など、一般公開されている情報に限定して紹介した。
まとめとして、上田さんは「最後に私の考察ですが、16年のラグビーの日本と南アフリカ戦を例に出してお話しします。日本は弱く、南アフリカが優勝候補と言われていました。それにもかかわらず、日本は南アフリカを相手に善戦し、残り30秒で2点差で負けというところまで持っていきました。そこでキックするオプションを得ましたが、それが成功したとしても南アフリカと同点になるだけ。そこで、日本チームはそのオプションを選ばず、最後の30秒を戦い抜いて勝ちに行くという選択をしました。そして、実際に勝利を手にしたのです。そのような選択は、(AIでは)、過去の経験を基にすると成立しません。理論的には破綻した行動だからです。しかし、プレーヤーの意志によって、勝利という結果が生まれました。そこがAIと人間の違いです。その決定に意志が介在しているかどうか、そこが大きいのです。企業としてやりたいという思いや夢、それを実現するためには、AIや「ChatGPT」はあくまでサポート役でしかありません。人間は意志や夢で動く、AIはその幸福をサポートする役目であり、サポート役としてどのように携わせるのかが重要だと考えます」と、そのためにも「ChatGPT」の活用方法を正しく理解すべきだとの結論を提示してセミナーを終了した。
ダウンタウン地域部会
「メジャーリーグサッカー観戦(LAFC vs. Galaxy)」に参加しての感想文
文:JCB International Credit Card Co., Ltd.・稲川正和さん
メジャーリーグサッカーの同じ都市を本拠地とするライバルチームによる試合(ダービーマッチ)の観戦イベントへ参加した。2月25日の開催予定であったものの、寒波襲来により7月4日(火)に延期となった。独立記念日に開催となったこともあり、人混みは少なくなるかと思ったが、逆に非常に多くの来場者であふれていた。混雑(予想)が事前にTVニュースなどでも取り上げられていた。晴天の中、実際の来場者数は8万人を超え、試合内容も一進一退の攻防が見られるなど内容も濃く、非常に大きな盛り上がりを見せたイベントだった。混雑予想がTVニュースなどで報道されていたことから、試合開始2時間ほど前に来場されていた参加者も多くいらっしゃり、試合開始前に一定の交流を図ることができた。試合後には独立記念を祝うFireworks Eventがあり、普段の日程では味わうことができない貴重な体験もできた。次回、W杯が米国で開催されること、メッシのMLS入りなど、ますますメジャーリーグサッカーの人気は高まっていくと思われる。次年度以降も、ぜひ定期的に参加したいイベントとなった。
「ドジャース観戦」を開催しての感想文
文:Eureka Global Solutions LLC・ボイド敏子さん
去る7月8日(土)、ドジャー・スタジアムにてドジャース対エンジェルスの試合観戦のイベントを滞りなく実施しました。ダウンタウン地域部会では本イベントのため52枚のチケットを購入しましたが、メンバーへのメール配信による発売開始後、2時間で完売となってしまい、waiting listを作成しキャンセル待ちいただくなど、全ての購入希望者の皆さまにチケットをお配りすることができない状況となりました。当日はジャパニーズヘリテージナイトという特別イベントの日で、入場時には北斎風イラスト入りのスペシャル・ドジャースジャージーのプレゼントがあり、試合前には太鼓のパフォーマンス、『君が代』の斉唱、レイカーズのハチムラ選手による初球投球など、さまざまな催しがアレンジされていました。ロサンゼルスの夏らしい日差しの強い日ではありましたが、JBAで購入した観戦席は幸運にも日陰の涼しい席で、快適に観戦を楽しむことができました。JBA会員の方々もご家族連れや同僚の方々と歓談しながらドジャードッグやビール、ピーナッツ、ポップコーン、ナチョスなどをほお張りながらジャパニーズヘリテージナイトのイベントや野球観戦をエンジョイされているようでした。5万6000人収容可のドジャー・スタジアムは9割以上がドジャースファンと見られ、観客席は圧倒的に青と白でしたが、エンジェルスファンもちらほら見られ、赤いジャージー(大谷の名前)も見られました。球場も通路もレストランも、家族連れやカップル、友達グループなどで満杯で、活気にあふれていました。試合はドジャースの一方的な展開に。ホームラン計5本をはじめとした打線が好調、さらに守備も強固で、結果は10対5ドジャースの勝利となりました。エンジェルスは大谷のホームランや三塁打、ピッチャー交代などもあったものの、ドジャースの勢いには届かず5連敗という結果となりました。
サウスベイ地域部会
「LA港ツアー」に参加しての感想文
文:ANA TRADING CORP, U.S.A 田中 哲弘、松田 ありさ
去る7月12日(水)、「LA港ツアー」に参加しました。ロサンゼルス港が全米最大のコンテナ取り扱い港であることを知れたほか、元LA港湾局の森本さんの講演を聞けたりコンテナ船を間近で見ることができたり、貴重な体験となりました。ツアーの初めに元LA港湾局の森本さんより、ロサンゼルス・ロングビーチ港が取り扱うコンテナ数が日本の全港の取り扱いコンテナ数と同等規模であることや、ターミナルに在住していた日本人の祖先の歴史について解説いただく講演を受ける機会がありました。ロサンゼルス・ロングビーチ港には大手自動車メーカーの商品が輸送されるエリアがあり、あらためて同港が日系企業の米国進出における重要拠点であると認識しました。またターミナル港に住んでいた日系人の歴史については、私が考えたこともないようなお話が聞け、とても感慨深い気持ちになりました。特に真珠湾攻撃の際にターミナルに在住していた日系人がフェリー場から強制収容所へ移送されたという話は、とても驚いたと同時に日本では語られることのない歴史で、アメリカで働く以上知るべき歴史であると痛感させられました。
また、カリフォルニアは全米でも特に環境問題に力を入れている州であると認識していましたが、主にどのような取り組みをしているのかは知らず、森本さんの講演の中で具体的な事例を知ることができました。例えば数年先までを見据えてトラックをディーゼル化する取り組みに着手していることを知りました。それが実際のオペレーション上ではCTFというサーチャージになっていると伺い、知らず知らずのうちに日々の業務で間接的に関わり貢献していたと解明することできました。コロナ禍での貨物のオーバーフローの背景、原因など、頭では理解していたものの、実際に現場を視察することにより、より具体的に理解することができました。またユニオンとの交渉におけるプロセスや背景もご説明いただき、海上輸送は我々の生活はもちろんのこと、エアラインである弊社の航空輸送や陸の輸送まで全てにつながりがあるとあらためて実感。今後の動向を追い、業務に生かしていきたいと思います。あらためまして、同イベントの開催に協賛いただいた、Port of Los Angeles、Los Angeles Maritime Museum、森本さんに感謝申し上げます。
オレンジカウンティ地域部会
「大リーグ観戦 エンゼルスvs ダイアモンドバックス戦応援」に参加しての感想文
文:American Honda Motor Co., Inc.・横山理大さん
OC大リーグ観戦およびグラウンド見学ツアーに初参加させていただきました。家族で数回、エンゼル・スタジアムに観戦に行ったことはありましたが、今回のグラウンド見学ツアーは初めての経験だったため、いろいろと下調べをし、娘のユニフォームやサイン用のボールなどを準備した上で参加させていただきました。実際のグラウンド見学ツアーでは、間近で選手たちが練習する姿を見られるだけでなく、バッティング練習の際の飛距離や打った際の音が想像以上の迫力で、メジャーリーガ―の選手のすごさをあらためて感じることができました。守備練習に関しても当然ですがミスなく流れるような華麗な動きを見られました。また、試合の時とは異なり選手たちのリラックスした表情を見られたのも良かったです。また、練習の合間に監督や選手がファンサービスをしてくれたのですが、皆さんフレンドリーかつ快くサインや写真撮影をしていただき、思い出の家族写真を撮ることができました。当日は気温の高さが心配で、2歳9カ月の娘を連れていくのは少し心配だったので、事前に水分補給などの準備をしていきましたが、スタッフの方に日陰エリアやおむつを替える場所も案内していただき、快適にグラウンド見学ツアーに参加できました。試合観戦は周りの雰囲気や一体感、球場側の楽しませる演出など、野球の楽しさを十分に感じられるものではありますが、グラウンド見学ツアーはより選手たちを間近に感じられることで応援する楽しさをより感じることができる、良い機会だと思います。来年度以降もぜひ継続していただき、より多くの皆さまに体験してもらえる機会が増えると良いなと思えるおすすめのイベントでした!貴重な機会をいただきありがとうございました。
あさひ学園だより
曽根総領事ご夫妻の訪問視察と講演会
文:あさひ学園事務局
去る7月15日(土)、在ロサンゼルス日本国領事館の曽根総領事ご夫妻が、本校トーランス校を訪問視察されました。本校の園児・児童生徒の生き生きした表情、活気ある授業に臨む姿を各クラスにてご覧いただきました。図書室には、1万冊を超える蔵書がありますが、総領事ご夫妻は、子どもに人気のある本を手に取ってご覧になっていました。また、父母の会室にお寄りいただき、父母の会会長はじめ役員の皆様ともお話をされ、トーランス校のバザー準備にいそしんでいるところをご覧いただいたり、校内での安全見守りをしている保護者の様子を見ていただいたりしました。本校の施設はもちろん保護者とともに運営する補習校のあるべき姿の実情を視察していただきました。
また、中学・高等部の生徒に向けては、曽根総領事と麻未夫人に特別講演会を行っていただきました。演題は「総領事として、 外交官として」で、曽根総領事の人生からロサンゼルス総領事に着任されるまでの経歴、総領事の役割、外交官の具体的な職務 についてまで、詳細にお話しいただきました。生徒たちは皆、自分の将来を思い描きながらしっかりと耳を傾けており、また、麻未夫人 の「日本の中学校」の実態のお話には興味津々で、動画も楽しませていただいたようです。
曽根総領事ご夫妻には、ご多忙のなか終日のトーランス校訪問視察、そして特別講演会とお時間をいただきました。大変貴重な経験をさせていただいたことに感謝申し上げます。
講演の様子。
図書館を視察する総領事ご夫妻。
子どもたちの学ぶ様子も視察。
保護者との茶話会を実施
7月初旬、オレンジ校とサンゲーブル校において、保護者と学校間のコミュニケーションを深める目的である茶話会を行いました。保護者と理事、校長、専務理事および学校関係者が一堂に会して、お茶と茶菓子をいただきながら歓談するというものです。話の内容は、先輩保護者の経験談のほか、子どもたちの現在の学びの苦労話や、それに対する校長先生のアドバイスなどがありました。
また、保護者から質問や要望を伺ったほか、学校はこの半年を振り返るなど、忌憚のない意見を交わすことができました。このように、学校関係者と保護者の皆さまとの和やかな時間を持つことは、あさひ学園がより一層、時代や在籍する子どもたちのニーズに合った環境を考えるよい機会となっています。
9/30(土)
ワイナリーツアー
ダウンタウン地域部会
10/8(日)
2023年度ハイキング・ゴミ拾いボランティア
ダウンタウン地域部会
10/22(日)
ハロウィンピクニック
サウスベイ地域部会