JBAからのお知らせ
1/1(Wed) ｜ 新年の挨拶 2020
JBA会長
中島 喜一
謹賀新年
新年明けましておめでとうございます。「初空や一片の雲輝きて」（日野草城） 。今年のお正月は、いかがお過ごしでしたでしょうか。お元気で2020年をお迎えのことと存じます。本年が皆さまとご家族の皆様にとって良い年でありますように、心よりお祈り申し上げます。また、旧年中は、あさひ学園が記念すべき創立50周年を迎えることができたほか、多くのJBA会員やそのご家族の皆様には各部会主催のイベント等に積極的にご参加・ご支援賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は新天皇陛下のご即位とともに元号が平成から令和と新しくなるという大きな節目の年となりました。スポーツ界ではラグビーのワールドカップ日本大会で日本代表チームは８強入りを果たし、メジャー大会である全英女子ゴルフでは渋野日向子選手が日本人としては42年ぶりの優勝、そしてエンゼルスの大谷翔平選手の当地における大活躍は、私たち日本人に潜在していた資質やその努力の大切さを改めて思い起こさせてくれました。そしていよいよ今夏開催される東京五輪は、成熟国家となった日本が多様性と調和をベースに世界にポジティブな変革を促し、それらをレガシーとして未来へ継承していく契機となることと確信しています。
一方、足元の米国においては、今年11月の大統領選でトランプ氏が再選を果たすか否かは今後の景気動向に大きく左右される正念場を迎えようとしています。貿易戦争をめぐる不透明感が払拭されない中では景気が明確に上向きになることも見通しにくく、「まだら模様」の景気展開の下で、これまでに積み重ねた知恵と経験で日本企業がコストをミニマイズし利益を出せるかは、継続した重要課題となります。JBAとしても昨年に増して「日系企業の事業改善の整備・改善を図る」諸施策を実施し、総領事館、JETRO、JAPAN HOUSE、日系アメリカ人の皆様等、関係諸機関のお力添えを頂きながら日々邁進していく所存です。
新年にあたり気持ちを切り替え、JBAミッションに尽くすことで自身の心を練磨し、内面を耕し、人間性を高めるよう、JBA役員一同がベクトルを合わせていきたいと思います。私自身も、今年一年の生業に精魂を込めて深く厚みのある年になるよう努力し、初心に返り、「感謝の気持ち」と「謙虚さ」をより強く持ち、JBA会員の皆様の魂に響くよう意識を一層高め、明るく、楽しく、元気に、前を向いて先頭に立ち努力して参ります。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
在ロサンゼルス日本国総領事
武藤 顕
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は当館の業務に多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。また、長年にわたり教育支援や雇用の創出によって、地域へ貢献いただいていることに対しましても、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
私は昨年８月に着任し、早半年が経とうとしております。当地にて政財各界の方々と交流する中で、南カリフォルニアにおける日系企業への信頼の高さと地域経済への貢献を日々実感しているところであります。ロサンゼルス世界貿易センター（ＷＴＣＬＡ）による昨年のFDIレポートでも、一昨年に続き日本が直接投資額第１位と報告されました。まさにJBA会員企業をはじめとする皆様方の尽力によるものであると考えています。
昨年は天皇陛下の御即位という御代替りを迎え、令和という新しい時代の幕開けとなりました。陛下は即位の礼において、日本が人類の福祉と反映のために貢献すべきことに言及されました。そして今年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。南カリフォルニアの多くの方々に、日本のことをより広く知っていただき、理解を深めていただく良い機会となります。日系企業の皆様におかれましては、今後ともさまざまな分野、特に、清浄な大気と水、ゼロ・エミッションを達成するための先進的な製造業の分野において、日米交流や経済関係の一層の強化にあたりご協力いただければと思います。また、STEM教育のような社会貢献事業を通じ、日本の存在感を高めていくことも重要と考えます。
当館といたしましても、ここ南カリフォルニアにおける日系企業のプレゼンスの向上に努めるとともに、ビジネス展開へのご支援に、本年も全力を挙げて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後に、会員企業各位の一層のご発展と、この新しい年が皆様にとりまして、実り多い素晴らしい年となることを心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。