JBA 南カリフォルニア日系企業協会 - Japan Business Association of Southern California

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JBAからのお知らせ

1/1(Tue) | 新年の挨拶 2019

大川 智氏JBA会長
大川 智

新年、おめでとうございます。

旧年中は、例年同様に多くの皆様に様々な形でJBAの運営を担っていただき、また、多くの会員メンバーやご家族の皆様による各種イベントへの積極的なご参加を通じてJBA活動をサポートいただき、厚く御礼申し上げます。

昨年は、日本国内では、企業や公的機関、大学といった組織で、社会的モラルが問われたり、地震や豪雨といった天災による被害に心痛めたりすることが多かった年でしたが、一方で、平昌五輪やサッカーW杯での日本勢の健闘や、大坂選手のテニス四大大会初優勝、更には当地での大谷選手の活躍等、日本の若者の海外での活躍に心踊り、勇気づけられた年でもありました。また、国際社会に目を転じますと、米朝首脳の史上初の会談が実現するという画期的な出来事があった中で、米国大統領の自国第一主義路線が徹底され、経済面での米中対立が進み、中東やロシア、EUといった米国にとって大きな影響を持つ地域や国との向き合い方にも変化が生じている中、不透明感を抱いたまま、新しい年を迎えることになりました。そして斯様な状況において、我々日本人の在り方、立ち位置を未来に向けてどうすべきか、益々真剣に考える必要がある事を感じた年でもありました。

今年は現在の天皇陛下のご退位、新しい天皇陛下のご即位という大きな節目となる出来事を迎え、5月からは元号も新しくなります。日本にとって歴史の大きな転換点になる2019年ですが、先述のとおり、米国をはじめとする世界各国を取り巻く不透明感は拭えません。ただ、斯様な時にこそ、揺るがぬ軸と世界をリードする価値観や道徳観を持ち、世界の人々から認められている日本の実力を、更に世界に示す絶好のチャンスだと思います。それぞれの国が勝手に自国第一主義を唱え、大人度の低い世界に陥ってしまう前に、自他共に栄えていくために様々な角度から日本が世界をリードする、そんな動きを日本として示し得る年になることを信じています。

500社近い日系企業で構成されるJBAとしても、そのミッションである「日系企業の事業環境の整備・改善を図る」ことを常に念頭に置きながら、昨年開館したジャパン・ハウスとも協力し、当地における存在感を内外に十分に示すことを意識してまいります。そして、当地の政治・行政、経済諸団体、そして重要なパートナーである日系アメリカ人コミュニティーとの関係を大切にし、共に発展する事を目指しながら、更に新たなことに挑戦していく所存であります。どうぞ変わらぬご支援のほど、よろしくお願い致します。

最後になりましたが、2019年が皆さまにとって素晴らしい年になることを心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。             

 


 

千葉明氏在ロサンゼルス日本国総領事
千葉 明

旧年中は当館の業務に多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。また、長年に渡り教育支援や雇用の創出によって、地域へ貢献いただいていることに対しましても、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

当地にて政財各界の方々と交流する中で、南カリフォルニアにおける日系企業への信頼の高さと地域経済への貢献を日々実感しているところであります。ロサンゼルス世界貿易センター(WTCLA)による昨年のFDIレポートでも、一昨年に続き日本が直接投資額第1位と報告されました。まさにJBA会員企業をはじめとする皆様方の尽力によるものであり、米国側に対してはこの実績を引き続き積極的にアピールしていく必要があると考えます。

昨年8月には、JBA会員企業様にも多大なるご支援を頂き、ジャパン・ハウスをハリウッド・ハイランドに開館いたしました。また、ジャパン・ハウスのレストラン「隠庵」も、11月にオープンしました。多くの方に日本への関心を持っていただき、全米そして世界に向けて、日本の魅力を発信していく場になればと願っております。新しい年をジャパン・ハウス飛躍の年とすべく、引き続き皆さまからのご支援を頂けますよう、お願い申し上げます。

当館といたしましても、ここ南カリフォルニアにおける日系企業のプレゼンスの向上に努めるとともに、ビジネス展開へのご支援に、本年も全力を挙げて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

最後に、会員企業各位の一層のご発展と、この新しい年が皆様にとりまして、実り多い素晴らしい年となることを心より祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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