JBA 南カリフォルニア日系企業協会 - Japan Business Association of Southern California

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信原 威さん

EXA Partners
パートナー
信原 威さん

1972年神奈川県鎌倉市生まれ。小学校時代をロンドンとニューヨークで送る。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、日商岩井に入社。その後、デロイト トーマツ コンサルティング、Ariba、日立コンサルティングを経て、EXA Partners, Inc.(USA)設立。趣味はゴルフに釣り。

3つのビジネスの柱を より太く育てていきたい

3つの拠点、3人の経営者で
クロスボーダービジネスを展開

信原 威さん
EXA Partnersは、ここカリフォルニアと、パリ、東京の3拠点にオフィスを置き、クロスボーダーのビジネスを展開しています。経営者はパリにいる2人のパートナーと私の3人。3人の経営者というのは珍しいかもしれませんが、互いに良いパートナーで、良いライバルであり、絶対的な信頼があるのです。3人の戦略的頭脳、営業的頭脳、ITおよびオペレーション的頭脳をうまくブレンドして、ビジネスに取り組んでいます。

独立前は商社勤務を経て、2000年にコンサルティング業界に転職。製造業から流通業、国際展開、M&Aなどの分野に加えて、ちょうどITバブルが起きた頃でもあり、ITを軸にした先進的なプロジェクトにも関わってきました。ありがたいことに当時から10年、15年にわたって、今もお付き合いをしているお客様も。お客様と成長して来られたことに、すごく感謝しています。

 

3本のビジネスの柱

当社が目指しているのは、「Cross-border, Strategic Intelligence, and Incubation Company」です。主な事業は3つあり、一つは戦略インテリジェンスサービス。これは世界規模で市場や産業構造、プレイヤーの構図が刻々と変化する中で、「今、業界で起きていること」を把握し、「次の一手」を読み、実践するための取り組みです。世界的に見られるメガトレンドの中でも、デジタル時代において急速に進む技術革新、さらに少子高齢化や都市化の進行により、今まで主流でなかった多様なビジネスが脚光を浴びています。ベビーブーマー世代とは異なった価値観を持ち、新たなライフスタイルを好むジェネレーションXやミレニアム世代が今後の消費を牽引し、Eコマースやシェアリングエコノミーの劇的な普及で、新たな業種やサービスが生まれ、クロスボーダーでのビジネスが発展しています。そうすると、これまで自社が所属する業界や市場を中心に経営を考えてきた企業の中には、今後の事業機会やリスクを見極めるための本質的な情報が足りないと考える会社も多数あります。そうした企業に、我々3人の50年近い経営コンサルティングの経験と、フランスやカリフォルニアといった現地にチームがあるからこそ掴める生の情報を基に、お客様にリサーチと仮説構築に向けた徹底的な議論、コンサルティング、また現地での打ち手の推進などビジネスをサポートするサービスを提供しています。

二つ目の事業はPR&マーケティング。アメリカ南西部とフランスを担当領域とする東京都の観光PRを行っています。また、欧米市場における企業のブランド力を含む本質的な価値を整理し、マーケティング・ミックスの改良やインフルエンサーを通じた市場への発信支援に取り組んでいます。

三つ目の事業は空気緩衝パッケージングの製造と空気緩衝商品の開発です。なぜ空気緩衝剤かというと、Eコマースが理由です。Eコマースではさまざまな工程がデジタル化されましたが、それでも絶対になくならないのが物流です。これまでに物流会社のM&A案件を手掛けた経験から、物流に不可欠な緩衝剤という分野は、あまりコスト削減もイノベーションも進んでいないエリアであり、つまりビジネスチャンスがあるのではないかと考えました。

国境をまたいで3つのビジネスをしていてとても忙しいですが、仲間と共に知恵を出し合い、自分たちが出した案にチャレンジできるのは面白いです。今後はこの3つのビジネスの柱をしっかり太くしていきます。

信原 威さん

お子さんとよく釣りに行くという信原さん。
「釣った魚はさばいて、食べますよ!」

=Company Info=
EXA Partners◎2010年設立。ニューポートビーチ、パリ、東京にオフィスを構え、クロスボーダービジネスを展開。戦略インテリジェンス事業、PR&マーケティング事業、空気緩衝商品の開発・製造・販売などを行っている。

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