2023/6/22
去る5月13日(土)、あさひ学園トーランス校で「2023年度U.S. Educators to Japan(USEJ)プログラム」のオリエンテーションが開催された。当日は、同プログラムに参加する5名の教育関係者が出席し、教育文化部会担当者と旅行代理店からのプログラムの説明に熱心に耳を傾けた。
今年で45回目となる「USEJプログラム」。2019年度を最後にコロナ禍中は休止していたため、実に4年ぶりの催行となる。1975年に始まった同プログラムは、日系企業の駐在員の子女を受け入れている現地校への謝意を示すとともに、現地校の教育関係者を日本に招待することでより深く日本文化を理解してもらい、その結果を帰国後の教育に生かしてもらうことが目的だ。JBA会員企業の子どもたちが多く通う学校区のアメリカ人教育関係者の中から、JBAの各地域部会の推薦や面接を通して選抜を行い、今年は全員が日本初体験だという5名の教育関係者が選ばれた。
オリエンテーションでは最初に教育文化部会の日下部部会長がオンラインで「本日のオリエンテーションの目的は、プログラムに関して必要な情報を提供することです。出発まで1カ月以上ありますが、それまで健康に留意して過ごしてください」とメッセージを送った。続いて、同部会の松本さんが、「JBA Foundationチャリティーゴルフトーナメント」をはじめとするUSEJのための資金集めから、教育関係者の選考、オリエンテーション、日本への旅行、そして最後に帰国後の報告会まで、一連のスケジュールを説明した。
続いて、今回、参加者らの日本滞在に添乗するIACEトラベルの桜田さんから、6月17日から29日までの日本滞在における旅程を説明。小学校から高校までの視察、浴衣体験、静岡や京都、広島での観光を含む全行程の詳細についてや、日本滞在時の注意点やお薦めの日本料理、覚えておくとよい日本語のフレーズなどを紹介した。
質疑応答では、参加者から「学校を訪問する際にはどのような服装が適切ですか」「日本でお世話になる方々にはどのようなお土産を用意すべきですか」「マスクを着用しなくても大丈夫でしょうか」といった具体的な質問が次々と飛び出すなど、日本訪問にかける意気込みの高さがうかがえる有意義なオリエンテーションとなった。
Alice Cottiさん (Principal, Notre Dame High School, Downtown Region) 1990年代から我が校には日本語プログラムがあり、過去に「USEJプログラム」に参加した教師から、いかに素晴らしい経験が得られるかを聞いていたので、私自身、今回チャンスを得て光栄です。 |
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Brent Kuykendallさん (Principal, Palos Verdes Peninsula High School, South Bay Region) パロスバーデスという土地柄、日本、韓国、中国系の学生が多く、日本人の保護者とも触れ合う機会は多いです。でも実際に日本に行くのは今回が初めてなので、非常に楽しみです。 |
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Jaime Mancillaさん (Principal, Ridgecrest Intermediate School, South Bay Region) 我が校の日本人生徒の中には、土曜日にあさひ学園トーランス校で日本語の授業を受けている子もいます。保護者からも「USEJプログラム」のことを聞く機会があり、とてもワクワクしています。 |
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Dione McCreaさん (Adapted Physical Education Teacher, Sierra Vista Middle School) 私の学校があるアーバインも、日本人をはじめとするアジア系の生徒が多いです。東南アジアには行ったことがあるのですが、日本は初めてです。多くのことを学びたいと思います。 |
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Katiana Harveyさん (Teacher, Solis Park K-8 School) 我が校には世界中から多様なバックグラウンドの子どもたちが集まっています。今回、「USEJプログラム」に選ばれて、実際に日本に行けるということで今からエキサイトしています。 |