2018/10/28
私の海外駐在においては、北米開発拠点での研修による技術獲得ももちろんですが、実際に現地で生活することでアメリカの文化、習慣の理解と共に幅広い国際感覚を養うことも重要です。赴任当初は生活していく中で文化の違いによる考え方の相違に戸惑うことも多々ありましたが、それらを拒絶することなく、自ら積極的に飛び込んで共に全力で楽しむことで異文化を理解することを目標としていました。今回のハロウィンピクニックもアメリカ独特の行事ですので、北米文化を肌で感じることができる絶好の機会であり、ぜひ参加させていただきたい、と思っていました。
当日は、早朝よりJBAのスタッフの方々が準備してくださったハロウィンらしさを感じる素晴らしい会場で、私は到着するや否や、早速パンプキンのカービングを開始。お腹を空かせた娘たちはスタッフの方々が準備してくださったドーナツを食べ、私たち親は温かいコーヒーを楽しみました。事前に配布されたスケジュールを確認してカービングの時間が比較的短いことが分かっていたので、娘のカービングの世話は妻に任せ、私は一人黙々とカービングを行いました。パンプキンカービングは初めての体験でしたが、やればやるほど奥深く、非常に貴重な体験でした。日本に帰国後もぜひ行いたいと思います。
カービング中はスタッフの方々の企画による子ども向けのさまざまなゲームが行われ、子どもたちも飽きることなくイベントを楽しむことができました。カービングタイムが終了すると仮装大会が始まりました。私は31日のハロウィン本番にも今回のハロウィンピクニック用に作成した仮装コスチュームをそのまま使う予定でしたから、仮装テーマを決めるにあたり、子どもたちに人気のキャラクターであること、そして老若男女問わず、誰でも知っている親しみやすいキャラクターであること、を選定基準とし、最終的にLEGOの仮装をすることにしました。また、製作過程を家族の思い出に残るようなものにしたい、という気持ちから、全て手作りすることにこだわりました。材料は廃棄された段ボールを再利用することで環境にも配慮、制作期間は2週間ほどでしたが、その間、子どもたちが興味を持ってくれ、家族の良いコミュニケーションのきっかけともなりました。
JBAの皆さんは、いつも北米ならではのイベントを企画してくださるので、私が北米文化に触れるのに大変ありがたい機会の一つとなっています。今後とも都合が合えば積極的に参加させていただきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。
文:Calty Design Research, Inc. ・ 河本 俊治さん