2018/9/29
去る9月29日(土)、サンディエゴにあるミラマー海兵隊航空基地で行われたエアショーに初めて担当委員として参加した。催行人員は全53名。快晴、最高気温が摂氏23度と天候にも恵まれ、カリフォルニアの真っ青な空をキャンバスに繰り広げられるさまざまな飛行機のショーを、時間の経つのも忘れ堪能した。
朝9時15分、トーランスのMiyako Hybrid Hotelを時間通りに出発。参加者の皆さんのマナーの良さは抜群だ。行きのバスの中では、用意されたおやつを食べながら、日本航空の鈴木真治氏による「航空教室」が行われた。子ども向けにやさしくアレンジされた教室だが、「100トン以上もある機体がなぜ空を飛べるのか?」「飛行機はいくらするのか?」など、大人も十分に楽しめる内容だった。最後に航空クイズが行われ、皆、日本航空提供のたくさんの賞品をゲットしようと大いに盛り上がった。
交通渋滞もあり予定より少々遅れて到着したので、バスから降りた後は、セキュリティーゲートを通り、大勢の観客で賑わう広大な敷地を人をかき分け観覧席まで直行。途中たくさんのベンダーや、エキシビションが至る所にあり、お祭り気分を最高に盛り上げてくれていた。JBAの席はブルーエンジェルスの飛行機6基が勇壮に展示してある滑走路の真ん前の席で、気分も上々だ。
プロペラ機によるアクロバット飛行、オスプレイのデモ飛行、トップガンを彷彿とさせるジェット機の編成飛行などなど、さすがアメリカ! エンターテインメントの本場だけあって、軍隊もとにかく観る者を飽きさせない。音楽とDJ、爆音、神業の飛行とが一体となって断続的に繰り広げられる圧巻のエアショーだ。
エアショーの大トリは、やはりブルーエンジェルス! 鮮やかなブルーに包まれた美しいフォルム。エリートパイロット6人の登場から飛行機に乗り込むまで息の合った一挙手一投足が、これまた最高にカッコいい演出だ。離陸のフォーメーションをスマートにキメた後は、爆音と目の前で繰り広げられる人間業とは思えないショーに、感動。至る所で歓声とどよめきが起こる。鳥肌ものとはこのことだ。
これだけのスケールとテクノロジーの詰まった航空ショーは他のどこで見られるのだろうか? 感動と満足、少し日焼けして熱くなった素肌を夕方の涼しい風にそっと撫でられ、長く伸びる人々の影を追いながらミラマーを後にした。これらの戦闘機が実際に使用されないことを祈りながら…。ちなみに、上を見過ぎてメチャ首が痛くなりました。ご参加された皆様、お疲れ様でした!
文:Satoh Brothers International, Inc.・橋本武士さん
ブルーの機体がかっこいい戦闘機。
多くの観客で埋め尽くされた観客席。