2018/8/25
アメリカに来て4年が過ぎ、カタリナ島へは一度も行ったことがなかったので、とても楽しみにしていました。島民はどんな生活をしているのか、島のシステムはどうなっているかなど、カタリナ島について知りたいことで頭がいっぱいでした。
8月25日(土)午前6時50分、集合地到着。ツアー参加者は約50名おられました。船のチケットを受け取り、いざ出発!船の旅は1時間ちょっとでしたが、想像以上に長かったので、結構本土から離れているんだなあと実感しました。
到着してすぐにツアーが始まり、トラムで島を回りながらガイドさんからたくさんのことを教えてもらいました。島民は約4000人で、観光客を合わせると時期によっては1万人を超えるそうです。島の中の自動車は800台に制限されているため、これ以上増えることはないとか。申請はできるものの、許可されるのは15年後ということでした。ほかにもカタリナ島で昔、映画の撮影のために連れてこられた数頭のバッファローが600頭まで増えたため、現在では数が増えすぎないように管理しているそうです。そしてカタリナ島の歴史や海水を真水に変える浄水システムについても教わりました。水はとても貴重なんだと分かり、良い勉強になりました。
島の景色はとても綺麗で、気付いた時にはスマートフォンのアルバムはカタリナ島の写真で埋め尽くされていました。中心地アバロンはすごい賑わいで、人々はとても楽しそう。私自身もそれを見てとても楽しくなりました。
島を周り、いろいろ教わった後は自由時間だったので、家族とともに砂浜の景色が見えるレストランへ行きました。緩やかな波の音を聞き、快適な気候の中で食べるハンバーガーは、いつもよりおいしく感じました。昼食後、私は父と弟とモーターボートに乗り、今度は海からの島の景色を楽しむことができました。海上側から島を見ると、アバロンの後ろには壮大な自然があり、カタリナ島の大きさが分かりました。海では同じようにボートで楽しむ人や、クルーザー船に乗って景色を眺める人々など、たくさんの方々がいろんな遊びをして楽しんでいました。カタリナ島で借りるボートは船の免許が必要ないので、沖に出てから父に少しだけ、ハンドルを握らせてもらいました。自分で操作して動かすというのは、ただ乗っているよりもっと楽しいということも初めて体感することができました。
ボートを降り、次に行ったプログラムの一環であるグラス・ボトム・ボートツアーは、船に乗りながら島の魚を見ることができるというとても面白いツアー。水族館では見ることができない野生の生き生きとした魚たちを見ることができました。ガイドさんがツアー中に説明してくださったカリフォルニアの州魚、オレンジ色をしたガリバルディも初めて見ることができました。海が苦手で入ることができない私には、野生のたくさんの魚たちを船から見ることができてとてもうれしかったです。
その後は夕方の出発まで自由時間だったので、お土産を見たり、スムージーを飲みなら散策したりしました。家は古くて小さいものが多いとガイドさんから聞いていたので奥の家々を見学しに行くと、本土とはまた違った雰囲気が残っていて、そこからは歴史の息吹を感じ取ることができました。自然に囲まれ、静かで、小さいながらも住み心地が良さそうでした。
いろいろ見て回っているうちに、あっという間に出航の時間になったので、船に乗る列に並びました。8時間余りの滞在でしたが、ここまで観光できたのはとてもうれしかったです。気になっていたことは全て知ることができたし、夏休みも終わり、休み気分を失いかけていた私にとってはとても充実した1日でした。
文:KAGA (U.S.A.), INC. 浅子直輝さんのご子息、拓真さん
ボートの上でパシャリ。
島の風景。島内移動用のカートがたくさん停まっています。
皆でトラムに乗り込む様子。