2017/12/9
クリスマスを2週間後に控えた12月9日土曜日の夜、OC地域部会主催のバレエ鑑賞会に参加しました。場所は、コスタメサのSegerstrom Center for the Arts。クリスマスイルミネーションに囲まれた素敵な劇場に到着すると、南カリフォルニアではめったに見かけない少しおシャレに着飾ったカップルや家族連れがロビーで開場を待っていました。
チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」は、クリスマスイブのパーティーを舞台にしたクラッシックバレエの定番で、ここアメリカやヨーロッパでは、クリスマスに家族揃って観に行くのが習慣だとか。家族連れの多い駐在員にはぴったりの演目でした。
素敵な序曲で開幕したバレエは、イブのパーティーでのダンス、ネズミたちとの軽妙な掛け合いなど、時に笑いを交えながら進んでいきました。最初はちょっぴり騒がしかった子どもたちも、子役のダンサーの踊りに引き込まれて、熱心に鑑賞しています。第一幕のクライマックスは祖父の踊り。パシフィック交響楽団の演奏する壮麗な音楽に鳥肌が立ちました。
休憩をはさんだ第二幕は、登場人物たちに合わせた小曲、スペイン、アラビア、中国、ロシア、葦笛の踊りが続き、素敵なダンスに拍手、拍手。さすが、世界最高峰の一つとうたわれるアメリカン・バレエ・シアター! 花のワルツ、金平糖の踊りと進んで、あっという間に終幕のワルツに。最後は、主人公がくるみ割り人形との素敵な夢から覚めたところで終わりました。
日本人にはあまりなじみのないクラシックバレエですが、この演目はとても親しみやすく、お子さんにとってはオーケストラとバレエの二つを一緒に体験できるいい機会になったことでしょう。私も、来年は日本に残している家族と一緒に観に行きたいと思っています。
文:Panasonic Avionics Corporation・増田浩一さん