2007年度USEJプログラム
報告会を開催
教育支援プログラム「U.S. Educators to Japan」で日本を訪れた
参加者の報告会が、去る9月8日、ホリデーイン・トーランスに
て開催された。6月23 日から7月7日までの15 日間、十人十色
の経験を振り返り、国際会議さながらの活気ある雰囲気の中、来
年度への課題も話し合われ、有意義な報告会となった。
新学期が始まり、慌ただしい中
の週末、USEJ 参加の教育者ら全
13 名のうち11 名と、JBA2007 年
度役員、教育部会員らが集結し、
1つの大きなテーブルをぐるりと取
り囲み、恒例の報告会が始まった。
グループリーダーのサリナスさん
が、次のように挨拶を述べた。
「ただの観光ではなく、日本の文
化、日本人に触れて価値のある経験
でした。特に子供たちのキラキラし
た目が新鮮で、大変感動しました。
また、着物の美しさにも魅了され
ました」。
自己紹介が始まると、さらに会
場の雰囲気が和み、自己紹介の合
間にほかの参加者から質問攻めに
遭うなど、活気が出てきた。ビデ
オ上映では、学校訪問でデモンス
トレーションを行った先生の様子
や、慣れない英語を一生懸命発音
しようとする生徒の様子、生徒に
囲まれて一緒に給食を食べる先生
の様子などが映し出された。
広島の滞在は参加者全員にとっ
て、特に感慨深いものであったよ
うだ。
「アメリカと日本の将来のために
も、目を背けてはならない現実で
す。アメリカの政府関係者は特に
原爆ドームに行くべきだと思いま
した」という意見が出た。
非常に繊細で残酷な歴史が溢れ
る広島の原爆ドーム訪問は、オプ
ションだったにも関わらず、JBA
からの参加者は全員参加したとい
うことだった。真実に目を向けず
に真の国際交流は図れないという
ことを物語っているかのようだ。
また、タイムマネージメントを
見直す必要があるという次回への
課題も出た。
「色々な場所に行くのもいいです
が、2、3カ所を選んでじっくり
落ち着いて観光することも大切」
という意見には、皆揃ってうなず
いていた。「期間が短すぎるので、
もう少し長く滞在したい」という
意見に対し、「それはあなたのファ
イナンシャル次第ね!」というジ
ョークも。
学校のデモンストレーションで
は、最初の授業では言葉が通じず、
苦戦した教師も多かったが、授業
回数が増えるにつれ、子供たちの
目が変わったという。
「小さい頃は吸収力も高いので、
できるだけ早いうちから英語教育
を受けるべきだ」という声が上が
った。1番話が盛り上がったのは、
給食の話題。パン、牛乳、おか
ずとそれぞれ担当がいて盛りつけ
る、というスタイルを参加者たち
は非常に気に入ったようだ。
そこで、「食」に関する質問で
さらに意見交換が盛り上がる。例
えば、「寿司をひと口で食べるべき
か、何回かに分けて食べるべきか
戸惑った」「目玉焼きを箸でどのよ
うにして食べるのかわからなかっ
たので、誰かが食べ始めるまで待
った」など。
また、「日本のカレーが忘れられ
ない。アメリカに戻る飛行機に乗
る直前もカレーを食べたというほ
ど、カレー好き。ロサンゼルスで
も日本のカレーが食べられる店は
あるのか?」と参加者に問いかけ
るひと幕もあった。
ホームステイ先で問題があった
人は、1人もいなかった。「風呂の
入り方がわからず、どこで身体を
洗ったらいいか困った」「ホームス
テイをする前に温泉で練習してみ
てはどうか?」という提案も上が
った。
今後の課題としては、大きな地
図だけでなく、ウォーキングエリ
アの小さいマップ、目的地まで各
交通機関を使った場合の所要時間
が知りたいという意見が出た。ま
た、日本でお世話になった人へ、
カードだけではなく、その場で何
かプレゼントできないか、という
声に対し、アメリカのジェリービ
ーンズやチョコレート、そして小
さい袋を常に持ち歩き、お世話に
なった人にその場で渡したり、99
セントショップで売っているよう
なアメリカの国旗をプレゼントし
たらどうか、などのアイデアが持
ち寄られた。
また、服装はあまりカジュアル
過ぎず、少しドレスアップして行
動した方が、どんなシチュエーシ
ョンでも対応できるという声も上
がった。
最後に、グループリーダーのサ
リナスさんが、「今回のツアーをア
メリカでの生活、コミュニティー
にぜひ活かしてほしい」と締めく
くった。
▲ページトップへ
|